月別アーカイブ: 2014年10月

こども工作部、無事に終わりました!


こんにちは、海運堂の砂田です。
先日、こども工作部がついに始動いたしました!
講師は鍼灸師のちか先生。
早速レポートを書いてくださいました。


こども工作部のちか先生です。
はじめての工作部、めっちゃ楽しかった!のは先生の感想です(笑)
こどもたちの一生懸命な思いを間近で感じられるなんて、本当に幸せです。
さて、工作部 、まず最初にするのが宿題・・・・・・(・・;)

開始前に来たこどもたちは宿題をした後でミッションがあります。

それは、
色画用紙の仕分けです!

色とりどりの色画用紙やその他の紙を
「あかのなかま」「あおのなかま」「きいろのなかま」「みどりのなかま」「くろとしろのなかま」
と分けていきます。

早く宿題終わらせて仕分けしたい!と女の子。

早く宿題終わらせて仕分けしたい!と女の子。

こどもたち、すごいですね。
「これどっちだろう・・・・?」

彼が手にしていたのは片面が「赤」で片面が「白」の紙。
実はこれ、赤いフィルムが白い台紙にくっついているものだったんです。

大人だったら「赤」と何も考えずに仕分けしてしまうとこ ろ。
先入観なしで「色」だけ見るって大人にはできないよね・・・・と感動してしまいました。

で、どっちになったかかというと・・・・先生の理屈で「赤」になりました。
(理由は聞かれませんでしたが聞かれたら「こっちがきれいと思ったから」と言います。はい。)
色とりどりに分けられた色画用紙、
今度は「どんな青がいいかなあ」「どんな黄色がいいかなあ」と出番を待ってます♪

おむすびを食べたら、
ごあいさつと自己紹介をしてから「はさみ」の時間。

普通のはさみ以外に、ぎざぎざに切れるはさみとかいっぺんに切り込みが3つも入るはさみ(正体はシュレッダー用はさみ)を用意しました。
それ以外に不思議なはさみも。

みんなで順番に体験してみます。切ろうとしてもうまく切れません。
何が違うかなあと考えてみました。

刃を止める丸(留め金)が違う!、とか
持つところの色が違う!、とか
最後に答えらしきものが出ました。

刃の付き方が違う!(こんなスマートな言い方ではありません。なんせ小学校2年生。)

そう、ひだりきき用のはさみでした。
(海運堂にありますので、興味のある方はぜひ触って紙を丸く切ってみてくださいね。自然と可笑しくなりますよ。)
同じ空間にいてもひだりききの人はみぎききの人と体感が違うんだろうなと
そんな考えのきっかけになればいいなとやってみました。
今日の工作は紙を切って「へびさん」を作りました♪

はさみを持つ手を動かさず 、紙を持つ手を動かすと上手に切れます。
刃の先で切るのと、根元で切るのでも切れ味が違います。

小さな女の子。4才?

直径5ミリくらいの丸を切ってへびさんの模様にしようとしています。
切りにくそう・・・・・。

「小さいのが切りたいの?」と質問すると「うん!」と言います。

大人ならもう少し大きい方が切りやすいんじゃないの、と大きくするかもしれません。
彼女にとっては「この大きさ」がいいんですね。

じゃあ、やりましょう!
大人の手も少し添えながら、小さい丸を3つ(だったかな)切りました。

やりたいことが先にあって、それに向かってチ ャレンジ、
こどもってすごいなあと思います。
最後まで一生懸命、お花の模様を作っている女の子。周りのこどもたちが遊び始めても根気よく作っています。
(他のこどもたちの動きで気が散らないように気をつけて見守ります。)

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「できた!」
いい笑顔でした。
見ている方まで達成感、うれしくなります♪
へびさんの模様、「摩耶山なの!」という女の子。

お母さんが摩耶山でお仕事しているから、といいます。
う~ん、摩耶山が好きなんじゃなくて、お母さんが好きなんですねえ。

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こどもの工作や絵画って、作品が主体じゃないことがほとんどです。
(誰かへのプレゼントとかは別ですよ。)

「おしゃべり」なんです。

「あのね・・・」という言葉の代わりに思いが絵や工作になるんです。
(特に絵はそ うです。)

だから「うまい」「へた」は場違いな評価になります。
「あのね、今日はすっごい怪獣みたいな犬に会ったんだよ!」
と言われて
「上手だね」とか「下手だね」と相づちは打ちませんよね。

「びっくりしたんだね」とか
「怖かったんだね」とかいうのが肯定・承認の相づちです。

「すっごい怪獣みたいな犬」の絵を見て
「上手だね」とか「こうした方がいいんじゃない?」では会話がかみ合いません。
相づちをどう言えばいいか難しければ
「すっごい怪獣みたいな犬が描きたかったんだね」というのが“秘技オウム返し”。
これらはカウンセリングでは「傾聴」という方法です。
練習しないとなかなかうまく会話ができませんが、おしゃべりが弾むとこどもの「思い」が出てきます。
話かけたら「・・・・・」と無口だけれどにっこり笑う女の子。
無理にお話させることはしません。
心のドアは内側からしか開けられないんです。
表情を見れば「快」か「不快」かはわかるので、ゆっくり待ちます。

こどもは待って貰うこと自体を「尊重」と感じ、大事にしているよ、というメッセージとしてとらえます。
(時と場合にもよりますが~)
こども工作部、
1回の講座で「こんなにいいことあります!」のような効率的な学びの場ではありません。

でも澱(おり)が溜まるように、
気がつくと水の入ったコップにとろりとした経験が溜まっているように、
そう考えて講座内容を組み立てています。
来月もやりますので、興味のある方は海運堂のさーりんまでお問い合わせくださいね。


以上、ちか先生のレポートでした。

私は同時進行していた、
フィリピンにある貧困のこどもたちのための施設「WISH HOUSE」の
シンディーさんのお話会に参加していたため、
こども工作部の進行状況を見ることができませんでしたが、
是非見たかったです、というよりも、一緒に工作したかったです。

待つことで相手を大事にする、というのがとても沁みます。
忙しいときはつい、自分の都合に合わせてくれたら・・・なんて思ってしまいます。
待つって、難しいですよね。
こころにゆとりがないと難しい。
自分の心のゆとりを大事にしないと、
こどものきらきらしたものをつい見逃してしまうな、と感じます。

大人に対しても同じだなと。
相手が何か抱えていて、でも、相手の内側から出てくるのを待つって本当に難しい。
つい、先に何か言ってしまう。

うーん、こども工作部のレポートからだけでも、こども(やおとな)と向き合うヒントをいただきました。
次回は私もこどもに交じって体感してみたいと思います。

第1回こども工作部、7名のこどもたちが参加してくれました!
ありがとうございました。
第2回は、11月19日(水)16時からの予定です。
お申し込み、お問い合わせは
info@kobe-kaiundo.jp
078-891-3498
までご連絡ください。

ちか先生、参加していただいたみなさん、本当にありがとうございました!

そして。
WISH HOUSE(HPはこちら→http://www.wish-house.info/)のシンディーさんによる
お話会も、開催いたしました!
はじめに、WISH HOUSE設立のお話、子育てをめぐるフィリピンの日常の話などを伺い、
その後参加者さまと共に「日本の子育てはどうだろうか」というお話をしました。
「日本に帰ってくるたびに、大丈夫か日本!?と思うことがある」とはシンディーさんのお言葉でした。
(WISH HOUSEのブログにもご紹介いただきました→http://blogs.yahoo.co.jp/k_uran1125/41223681.html

いただいたお茶代を、WISH HOUSEの活動費として寄付させていただきました。
ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。

WISH HOUSEのためにできること。
海運堂にできることを、何かの形で応援していきたいなと思います。


こども工作部とWISH HOUSE倉本さんのお話会のご案内


こんにちは、海運堂管理人の砂田です。

実は!海運堂 こども工作部なるものが始まります!

講師は、海運堂「養生道場」でおなじみの、鍼灸師のちか先生です。

そうなんです。ちか先生、ただの鍼灸師さんではありませんでした!


 

物を作り出す楽しみを知って欲しい。
年の違う友達と過ごす面白さを知って欲しい。
道具を使いこなす身体を育てて欲しい。
大人になる前に失敗したり時には危ない経験も積んで欲しい。
見守られながら自由にできる時間を過ごして欲しい。

こんな思いからこども工作部を始めます。

初回は「はさみと友だちになろう」です。

いつも使っているはさみを持参ください。
新しく購入して頂く必要はありません。
もし買ってあげようかな、と思われましたらしばらくお 待ちください。
今のはさみで満足しているものを大人の思いで変える必要はありません。
必要と感じたら具体的にどんなはさみがいいのか、こどもたちが考えるようになります。
立派な作品を仕上げることは期待しないでくださいね。

年中さんから小2、3までのお友だちが集まります。できることはバラバラです。
年齢相応の発達があります。
時には小さいお友だちのお手伝いの方が楽しいかもしれません。
時には夢が膨らみすぎて、思った完成度にはならないかもしれません。
お母様、お父様にお願いです。
子どもたちが帰ってきたら
「どんなこと感じた?」と思 いを共有してあげてください。
子ども部の最後をしめくくるのはお母様、お父様の共感です。
くれぐれも「評価(うまい、上手)」や「アドバイス(こうしたらいい)」などはしないでくださいね。
「ただ聞くだけ」、ロジャース法カウンセリングでいうところの「傾聴」です。
うまく聞けるととんでもないプレゼントが出てきます♪

海運堂 こども工作部
<対象>
幼稚園の年中さん(保育園も)~小学校2,3年生まで。
※お子様おひとりで心配な保護者の方は隣室でお茶を飲みながら見守ってください。

<日時>
10月22日水曜日
16時 ~17時。(工作の時間・側の公園で作品で遊ぶ時間)
17時~17時15分。(お片付けの時間)

海運堂は15時から開放しています。
小学生のお子さんは学校から直接いらしてくださっても大丈夫です。
宿題がある場合は一緒に宿題をします。
工作部の前に小さなおむすびを用意しています。(食品アレルギーのある方は事前にお知らせください)

<会費>
おひとりさま1000円

<持ち物>
1.マイはさみ
2.ふた付き容器に入ったでんぷんのり
(チューブ入りはご遠慮ください。今後追加は海運堂で致します。)
3.おしぼり用ハンドタオル
(水で湿らせて手についたのりを拭き取るおしぼりにします)
4.筆記用具
(鉛筆、ボールペン、色鉛筆、クレヨン、子どもが使いたいものをお持ちください。無くても大丈夫です。)

5.ビニール袋
(おしぼりを入れて持ち帰ります)
6.紙袋
(作品を入れて持ち帰ります。A4サイズ前後が入るものをご用意ください。)

※1~4には必ず名前を書いてください。
筆記具は本人がよければ貸し借りOKに致します。勝手に使うことはさせません。

<注意事項>
事故保険には加入しておりません。
2~3名のスタッフで気をつけますが、紙で指を切る、外で走って転ぶ程度の怪我はあるかもしれません。
ご了承頂ける保護者の方のみお申込みください。
<講師>

駒井知佳子

桃の花針灸院院長。鍼灸師で、養生道場の講師でもあります。
なんで鍼灸師なのに?と思われますよね。(^^;)

京都教育大学教育学部美術科を卒業して中学美術・高校美術・高校工芸の教員免許を取りました。(更新していません。)
卒後1年間中学校で美術の非常勤講師をした後、美術教材会社に就職し、学校で使う教材の企画をしていました。
退職後、鍼灸専門学校に通う傍ら西宮市内の私立幼稚園で絵画造形の非常勤講師をし、辞めた現在も制作展のお手伝いを毎年しています。

鍼灸師になり、人間の身体を学べば学ぶほど知れば知るほど「ものづくり」は子どもに必要だと思います。
最近は「みんなで学ぶ」もそれに負けず劣らず大事だと考えています。

 


というわけなんです!
さらっと書いたイラストがとっても魅力的だったり、4コマ漫画を描いていたり、
怪しいと思ったんです!

先日一緒に工作部のための材料を仕入れに行ってきたのですが、その際に
「チューブタイプの糊を使わないのはどうしてでしょう?」
と伺いました。

「チューブタイプだと糊を直接触らないでしょ?
糊を指で触るのも一つの刺激。
適量の糊を指で取って、使いたい場所に指で塗るって
結構精密な作業だから、ぜひみんなに体感してほしい。
あと、チューブだと糊の残量が分からないでしょ。
カップに入った糊だと、使った分だけ減るのが目に見える。
で、残りが少なくなれば、次に使うときのことを考えて補充することができる。
少し先のことを考えて準備する、というのも、ひとつの能力だから。
こどものうちにそれが身に付くと、大人になってからがぐんと楽。」

管理人、こういう、小さなことを大事にする、というのがたまらなく好きでして。
このお話も、とても好きです。

こんな、「ちいさいけれど大事なこと」が散りばめられた、こども工作部。
始めることができて嬉しいです。

材料準備中・・・・ちか先生秘蔵ストック出てきます

材料準備中・・・・ちか先生秘蔵ストック出てきます

既に何名かお申込みいただいています、
まだ空きがございますので、ぜひご参加くださいね。

こども工作部は、毎月1回開催する予定です。
来月以降の日程はまたご案内いたします。

そして。

WISH HOUSEの倉本陽子さんに、海運堂にお越しいただけることになりました!
とても光栄に思います。
まだまだ「じぶんを大事に、あなたを大事に」の「自尊心」が手さぐりな管理人ですが、
そのヒントを得ることができれば、と思います。

以下、このご縁を繋いでくださった鍼灸師のちか先生からの紹介文です。

フィリピンで貧困で学校に行けない子供たちのための学校WISH HOUSEを運営している倉本陽子さんのお話を聞く会です。
親にかまって貰えない、周りの人に大事にさ れたことのない子供たちが
日本人の現地訪問ボランティアに遊んで貰うことによって「自尊心」を持ち、
いきいきと変わってきます。
その変化はすぐには出ませんが、確実に実を結んできています。
(WISHHOUSEのHPはこちら。 http://www.wish-house.info/ )

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30代独身なのに何十人もの子供たちの母のような役割をしている倉本陽子さん。
実はふつーのお姉さんです。しかもかなり人見知りの・・・・。
彼女の奮闘から「子供の成長に必要なもの」を一緒に考えてみませんか?

時間:16時~17時半(こども工作部と並行です。)
持ち物:不要
費用:お茶代500円(WISH HOUSEに寄付させていただきます)
(WISHHOUSEのブログにも掲載していただきました。http://goo.gl/z7Ycr2

おこさまには工作を楽しんでいただき、
お母さんはお話会に参加していただけます。
もちろん、どちらかだけでもご参加いただけます。
どちらも、お申込み・お問い合わせは
info@kobe-kaiundo.jp
078-891-3498
までお願いいたします。

おとなもこどもも育ちあう、とてもぜいたくな午後のひとときになりそうです。

 


第2回ミドリ部、デザインを学びます!


こんにちは。海運堂管理人の砂田です。

前回たくさんの方にお集まりいただいた、リベルタ学舎ミドリ部の「おうち緑化計画」。
(当日の様子はこちら→http://goo.gl/JTQjtl
土壌の衰退が文明の衰退に。。。という、海運堂の庭どころではないおっきなお話を聞くことができました。

「雑草すら生えない」と揶揄されていた海運堂の庭。何を焦ったのか雑草が生えてきました

「雑草すら生えない」と揶揄されていた海運堂の庭。何を焦ったのか雑草が生えてきました

さて、次回は10月26日。
今度は、デザインをみんなで学びます!
前回同様、イケメン庭師(ほんとにイケメンだったとの声多数)のウチダケイスケさんに
教えていただきます。

【おうち緑化計画〜緑が育つ場所をデザインしてみよう(1)】

日時:10月26日(日)10時~12時
参加費:1500円+お子さんの場所代1人500円
場所:海運堂(JR住吉駅から徒歩3分。参加される方に場所をお伝えします)

※今回から参加費を少したくさんいただくことになりました。
みなさんから頂いた参加費は、海運堂の場所代、ウチダさんへのお礼、今後海運堂の庭を実際に実践の場にしていくときに必要な資材、教材などの資金にあてられます。

お問い合わせ、お申込みは、midori@lgaku.comまでお願いいたします。
ミドリ部のブログ(http://midori.lgaku.com/blog/)も是非、ご覧下さい。

デザインにはとんと疎い管理人なので、
どんなお話が聞けるのか想像ができないのですが、
その分、とても楽しみです!


畳の楽しみ方講習会


こんにちは。海運堂管理人のさーりんです。

台風すごかったですね。
海運堂にはテレビが無いので口コミで噂は聞いていましたが、
やっぱりすごかったです。

さて、今日は先週10月11日に海運堂で開催された、
「ていねいに暮らすをたたみから」 畳の楽しみ方講習会 のレポートです。
今更感は否めませんが、とても興味深い内容だったので、 是非紹介させてください。

今回の企画にご協力いただいたのは、
前田畳製作所 代表取締役 前田敏康さん
一級建築士 みゆう設計室 みゆうさん です。
家づくりのプロ、みゆうさんが、 畳のことを前田さんに教わるといった形式で 進行してくださいました。

 

「たけしくんが、たたみになってしまいました!」

「たけしくんが、たたみになってしまいました!」

そう、前田さん自らお話してくださった、 たたみの紙芝居。
「畳には、いろんなことができる」が分かる、 こどももおとなも楽しめる内容でした。

畳ってすごい!
湿気を吸い取ってくれたり、 汚れを寄せ付けなかったり、
転倒してもクッション性があるのでそこまで痛くなかったり、 お父さんのイライラがおさまったり。

でも、実際に、畳のある家は減少しています。

「では、畳の好きなところと、苦手なところを挙げてみましょう」
と、みなさんの畳に対する意識を、みゆうさんが引き出してくださいます。

好きなところ。
・落ち着く
・いい匂い
・寝ころぶことができる
などと、身体が感じる気持ちよさが次々に上がります。

苦手なところ。
・ささくれていたり、カビが生えたり、虫が出るイメージ
・何かこぼすとどうすればいいか分からない
他にもたくさんありましたが、
みなさん、「お手入れがよくわからない」ということが、
畳と距離を置く一因になっているようです。

そこで、畳のお手入れに関して、 細かいところまでお教えいただきました。

【日常のお手入れはほうきで】
畳の目に沿ってほうきで掃くだけで大丈夫。

【拭き掃除について】
・基本的に乾拭きをする
(畳は吸湿性に富んでいるので、水拭きをするとどんどん水分を吸収し、カビの原因になる)
・拭き掃除は、晒や手ぬぐい、使わなくなったTシャツなどといった、目の細かい布で拭く
(雑巾は繊維が太いので、畳の中に繊維が入り込んでしまい、畳を傷つける)
・水拭きは、必ず固く絞った布で、必要最小限に。
水拭きを行った後はしばらく部屋を換気する。

【畳上げ】
年に一度、乾燥した時期に畳を上げる。
下を掃除し、畳を乾燥させる。
上げる場所が無い場合、畳を少し浮かせて、何かを挟んで通気するだけでも大丈夫。

【畳の上にラグを敷いている】
畳が呼吸できない。湿気を溜め込んでしまうので、週一回はめくって掃除!

【裏返し】
畳は、
1.畳床(畳の芯材。昔は藁。今は発泡スチロールのものも多い)
2.畳表(表面のい草)
3.ヘリ
で出来ている。
3年から5年に一度、 畳表を裏返す。

【表替え】
畳表を裏返してから3年~5年経過したら、 畳表を交換する。
※畳表は消耗品

【畳の新調】
畳床も新しいものに交換すること。
畳床の交換時期は畳床の材質、使用状況にも因る。
畳屋さんと相談して決める。

畳の構造・特徴を理解してきちんとお手入れすれば、 永く付き合えることがよく分かりました。

いやいや。
そんな、「付き合える」畳ではなかったんです。
むしろ、「付き合ってもらっている」畳なんです。

昔の住宅は、壁に漆喰や土壁を用いていました。
つまり、壁にも調湿作用があった。
しかし現在の住宅は、壁紙といえばビニールだし、とても気密性が高い。
部屋が暖まりやすいという点では優れているけれど、
こまめに換気をしないと、カビが発生することも多々あるそうです。

気密性の高い空間で畳を使用するということは、
住宅の調湿機能を全て畳が担うことになるので、 どうしても畳は湿気を多く含んでしまう。
そのため、カビも生えやすい。
そして、カビが生えたら「これだから畳は扱いが難しい」だなんて、
ちょっと畳が気の毒でなりません。

そして、畳床。
昔は藁が使われていましたが、今はコルク・発泡スチロール等、様々な資材が用いられています。

藁の畳床と、発泡スチロールの畳床。柔らかさが全然違います・・・!

藁の畳床と、発泡スチロールの畳床。柔らかさが全然違います・・・!

この畳床の資材にも、事情があるそうで。

今、藁を用いた畳床が少なくなっています。
その一因が、コンバイン。
お米の収穫を手作業で行うと、長い藁が手に入り、
それを乾燥・圧縮して畳床にするのですが、 現在はコンバインで刈ってしまいます。
そのため、長い藁が手に入らなくなっているのだそうです。
畳が農業にまで関係してくるだなんて、考えもしませんでした。

また、い草のことも教わりました。
日本で流通している畳に使われるい草の約90%が中国産だそうです。
国産のい草は、わずか10%。
生産している農家は、現在500軒ほどしか残っていないのだそうです。
理由は、後継者不足と、作業の大変さ。
10月から11月といった水の冷たい時期に植え付けをし、 初夏の早朝に刈り取りをするのだそうですが、重労働だそうです。

うーん。

畳、扱いが大変とか、よくわからないとか、
そんなことで距離を置いてしまってもいいのだろうか、と感じてしまいました。

だって、畳産業がなくなってしまったら、
畳でい草の香りに包まれてお昼寝とか、畳にこたつを置いてみんなでお鍋とか、
畳で赤ちゃんがハイハイとか、全部できなくなるわけでしょう?
それはつらいし、悲しい。
「フローリングの方がお手入れ簡単やから」 という問題やない。
取り返しのつかんことになる。

身体が畳を欲するならば、畳という文化を守りたい。

と、レポート書いてて何だか感情的になりました。

海運堂に畳を敷いてから約2か月。
うちの娘はバタフライのような変わったずりばいで動き回り、
転倒を恐れずどんどんつかまり立ちをするようになりました。
それもこれも、この畳のおかげです。

何とも気持ちよさそうな。

何とも気持ちよさそうな。

畳の恩恵を受けている以上、畳に何か恩返しをせねばばちがあたる!

ここに立派な国産い草でできた畳がある。
この魅力や、お手入れ方法などを、身近なみなさんに伝えることぐらいならできそうです。

という訳で、畳についてもっと勉強して、
みなさんに畳と親しくなっていただけるよう、ささやかながら活動してみます。

さて。その活動の一環としまして。

畳の講習会でも話が出たのですが、「おひるね会」をします。
畳の上で、昼寝する。だけ。
畳の気持ちよさを実感するという大義名分の下、
堂々とお昼寝をしていただきます。

また、海運堂の畳上げも、みなさんと共に行うことにしました。
前田さん曰はく「大掃除はさむーい年末にするもの!」
みんなで寒い寒いと言いながら、畳を上げる体験を共有します。

どちらも詳細が決まりましたら、ご案内させてくださいね。

今日は長くなりました。
でも、こうして書くことで、畳がなくなったら困る!という思いに気づくことができました。
お付き合いいただいた皆様に感謝です。
どうもありがとうございました。


ちか先生の「秋の過ごし方」


こんにちは、海運堂管理人です。

今日は、海運堂「養生道場」の講師、ちか先生から記事が届きましたのでご紹介します。

ちか先生とは。
鍼灸師さんでいらっしゃいます。

私がリベルタ学舎でお手伝いしていたある日、ちか先生は突然私の身体に針を打ち始めました。
「大きなおなか見ちゃったから♪」(当時私は妊娠中)と言って、脈をみて、診断してくださって。
毎週、身体を見てもらっていました。
最初は「私、針なんて打たれたことないのに!」と少し警戒していましたが、
なるほど身体は正直で、針をしてもらうととっても楽になりました。

以来、ずっとお付き合いが続いている先生です。

さて、そんなちか先生が、秋の過ごし方について教えてくださいました。
是非ご一読くださいませ。

***************************************

こんにちは。

養生道場講師、駒井知佳子です。
桃の花針灸院という小さくて見つからない(まじで患者さんが迷子になります)針灸院のひとり院長をしています。

1年続けた講座を今月から海運堂ですることになりました。
テーマは変わらず、「自分と家族のホームドクターになろう」です。

養生の基本は「季節を先取り」なんです。
今日の講座は「秋」。来月から三か月は「冬」になります。

東洋医学では季節を5つに分けます。

春・夏・長夏・秋・冬。

このうち長夏は中国では夏の終わりに位置させていますが、日本では「梅雨」に該当します。
季節にはそれぞれ気候と関係が深い(傷めやすい)内臓が配されていて、
春は「風と肝」、長夏は「湿と脾(消化器)」、夏は「暑、熱と心」、冬は「寒と腎」・・・・秋は「燥と肺」。

秋は乾燥して呼吸器を傷めやすい季節なんですね。
夏にいっぱい汗をかいて身体中の細胞は干からび気味。
そこに空気の乾燥が影響し、肺(呼吸器)にダメージを与えます。

東洋医学では肺に属するのが皮膚。
ここしばらくで指先やかかとなどにひび割れが出てきた方も多いのではないでしょうか?
ということで、今回の養生道場では呼吸器によい効果のあるツボ刺激などを実践してみました♪
おっとその前にごはんタイムです。

おこげ♪

おこげ♪

今日の薬膳おむすびは「いもたこなんきんおむすび」です。
さーりんが生のタコを仕入れてくれたので、いい出汁出ました!

 

ごはんの後は海運堂の1階に移動。

受講生さん同士で肩や背中に誰でもできるケアを体験してみました。
まったりした空気があふれました・・・・・・・・(写真撮るの忘れてました!)

 

咳が出る場合、大体肩甲骨の間が緊張します。
それから鎖骨の下が緊張します。
このあたりを軽くさすってあげると緊張が取れて呼吸しやすくなります。
(嫌がる場合は合っていないのでやめましょう。)

また、咳が出て眠れない時は背中にクッションなど入れて腰から上、上半身が少し起き上がるようにすると楽になる場合があります。
心臓や肺へ行く血流が減るので、負担が減るからです。
咳で眠れないと睡眠が不足してさらに治りが遅くなります。

ちょっとしたことですが、試してみてくださいね♪
干からびた細胞を潤すには「睡眠」が必要です。
女性はよく寝た日の翌朝はお肌つやつや化粧乗りが違う!と感じた経験ありませんか?

真の潤いを作るのは「シンデレラタイム(夜10時あるいは12時~2時)の睡眠」です♪

 

養生道場は月に1回、海運堂で開講しています。

詳しくは
info@kobe-kaiundo.jp
または
078-891-3498
へお問い合わせくださいね。


少しずつ人が集まってきました。


こんにちは、海運堂管理人のさーりんです。

そうなんです、本当に少しずつなんですが、
海運堂に遊びにきてくださる方が増えてきました。

先週木曜は、おむすび部。
みんなで集まって、おむすびを食べるだけの会です。

この日のお品書き

この日のお品書き

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ルネッサンスおむすび。

来てくださったのは、2か月の赤ちゃん、9か月の赤ちゃん、3歳の男の子。と、それぞれのお母さん。

9か月さんと、うちの8か月さん。「あなた最近便秘やからそれ読んでおいてね」とお母さん

9か月さんと、うちの8か月さん。「あなた最近便秘やからそれ読んでおいてね」とお母さん

 

いろんなひとがいるな。。。

いろんなひとがいるな。。。

ミルクをあげたり、おむつを代えたり、なだめたりしながら、おむすびとお味噌汁をいただきました。
そう、あかちゃんがいると、食事だって大仕事!
なので、私も1人だと、ついささっと食事を「済ませて」しまう。
娘が寝てる間に卵かけごはん!とか、パン!ということも多いです。
そんな、「済ませる」食事ばかりでは少し寂しいので、
ゆっくり「いただく」食事をみんなでしたい、という思いでおむすび部を開いています。
(私のためのようなものです。。)

ちょっと大変だけど、
みんなで「美味しいですねー」って言いながらご飯を食べる。
やっぱり、楽しかったです。

手作り寒天の差し入れ。ごちそうさまでした!

手作り寒天の差し入れ。ごちそうさまでした!

おむすび部、毎月第一木曜日と、第三水曜日に開催します。
次回は変則なのですが、10月29日の水曜日。
おこさま連れでもおひとりでも、どなたでもご参加いただけます。
ご希望の方は、info@kobe-kaiundo.jpまでご連絡くださいね。


添い寝のすすめ


インテリア部部長のみゆうです。

今日は海運堂管理人のさーりんが事務所にちょっとだけ遊びに来てくれました。

みゆう設計室の事務所は、海運堂とご近所さんです。

 

さーりんに「みゆうさんの事務所に来ると落ち着くー」と言ってもらいました。

ありがとう♡ 居心地良いと言ってもらうことが一番うれしいです。

 

畳の部屋は居心地が良いです。

やはり、肌にふれた感覚が良いのだと思います。

海運堂のたたみは、国産い草を表に使っているそうなので尚更です。

 

設計したお住まいで畳の部屋を設けることは確かに減っているのですが

畳の部屋でお布団を敷いて、家族でごろごろ

お父さんもお母さんも赤ちゃんもお兄ちゃんも、みんなで寝る。

それが良い、という家庭もみられます。

 

日本の暮らしを西洋化させていったがために

個室をつくる、個人のベッドを置く、というスタイルが一般的になっていますが

西洋のような「自立」「個人」を重きにする文化だからこそ、その住まい方がある。

親の愛で安心感を、という日本の、そしてアジアの文化から考えると

添い寝のほうがしっくりくるのです。

 

「添い寝」と「ひとり寝」は、子供をどう育てたいか、という親の思いに合わせれば良いので

どちらが良い、悪いということはありません。

そんな、添い寝の話も、講習会のときに触れてみようかなと思っています。

 

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「ていねいに暮らすを、たたみから。」畳の楽しみ方講習
【日時】10月11日(土)10:00~11:30
【場所】海運堂(JR住吉駅から北に徒歩3分ほど)
【会費】1,000円(お茶、和菓子付)
※一緒に参加できるお子さま、お隣の部屋で遊んで待っているお子さま共に500円(お茶、お菓子付)

(1)畳とのつきあい方
(2)畳だからできるこんなこと、あんなこと!
(3)めざせ!畳名人
(4)子どもも一緒に「タタミ」を知ろう!

■お申込み・お問い合わせ先
下記お申し込みフォームよりお申し込みください。
http://goo.gl/yo3VsW
※場所は申込みして下さった方にお伝えします。

インテリア部部長、みゆうでした。