おはなし会(4月11日開催)のレポートです

こんにちは、海運堂の砂田沙紀です。4月も下旬に差し掛かろうとしています。朝来市佐嚢(さのう)では、あぜ道の緑が色濃くなり、あちらこちらで田植えの準備が行われています。耕運機で田畑を耕す様子もちらほら。先週末は春雨のちらつく休日となりました。

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〈1.4月11日のおはなし会の様子〉

 4月11日(日)、朝来の砂田宅を「海運堂」として初めて開放し、おはなし会を開きました。「わたしたちの、おはなし会」と掲げ、お互いに読み聞かせを行いました。
 
 砂田家を含んで、大人8名、こども9名のご参加でした。こどもは、7歳さん1人、5歳さん2人、4歳さん2人、3歳さん2人、2歳さん2人、という年齢構成でした。世帯で数えると、6組と砂田家、計7世帯の参加でした。

 まず、自己紹介の時間を設けました。お名前と、今日の朝ごはん、何を食べたか、お話ししてもらうことに。朝ごはんを教えてもらう、というのは先日個人的に受講したp4c(こどものための哲学)の催しで行われていたものです。面白かったので真似してみました。
 
 お母さんが「今日の朝ごはんは、」と話し始める。その後、こどもが「今日の朝は、」と続けようとしたときに、気づきました。家族で同じものを食べている!これは失敗。みなさんすみませんでした。でも、みなさん最後まで、朝ごはんを教えてくれました。パンとごはん、という話がありますが、ごはんの人が多かったです。

 自己紹介で割と時間が取られてしまったのは一つ勉強になりました。後からみんなそれぞれ前に出ることになるのだから、自己紹介を設けなくてもよかったかな、お名前だけでよかったかな、とも思いました。

その後は、以下の絵本を読み聞かせ合いました。

(1)「もりのさんぽ」
作・絵:サイモン・ジェイムス
訳:木島始

 7歳の子が読んでくれました。「ちいさい子が多いから、分かりやすいもの」「この本好きだから」とのこと。読んだのは私の娘なのですが、自分で絵本を選んだこと、この本を選んだこと、目の前で割とすらすら読んでいること、それらに驚きっぱなしで、ちゃんと聞けませんでした。私は絵本を支えるので精一杯、みなさんの顔がどんな風だったか、というのは記憶にありません。自分のこどもについて客観的に観察することの難しさを思い知らされた時間でもありました。参加されたみなさん、どうでしたか。また教えてください。

(2)「どうぶつまぜこぜあそび」
作:サトシン
絵:ドーリー

 4歳の子が、お母さんと一緒に読んでくれました。種類の違う2匹の動物が混ぜこぜになった様子、「なにとなにのどうぶつが、まざったのかな?」の問いかけに、挙手をして、当てられた人が答える、という流れに自然となりました。途中、当ててほしい気持ちが大きくなり、涙ぐんでしまう子の姿がありました。みんなそれぞれ答えたい気持ち、その後、挙手しているみんなに「〇〇くんは?」「〇〇ちゃんは?」とこちらからボールを投げてみました。私ができたのはそれくらいです。4歳さん、頑張って読み切りました!

(3)「まってる まってる」
作:高畠那生

お母さんが読む絵本を、3歳の子が支える、という形で始まりました。お母さんが読み進めるにつれ、絵本の内容を思い出し、1ページ毎にげらげらと笑い出す3歳さん。それに連れてお母さんも、聞いているみんなも、気が緩み、笑い出しました。自分が面白いと思うものを「これ面白いでしょー!」と共有する楽しさ、嬉しさみたいなものが溢れていました。

(4)「ラブ・ユー・フォーエバー」
作:ロバート・マンチ
絵:梅田俊作
訳:乃木りか

この絵本は単身でご参加いただいた方が読んでくださいました。「大人向けの絵本なんですが」と前置きがあったものの、それぞれに響くものがあったのか、大人もこどもも同じように、静かに耳を傾けていました。私はですね、少し泣いていました。マスク様様、でした。1人の保護者として、どうしても「読んであげるもの」として捉えがちな絵本が、こうして不意に私の方を向いて語り出すときに、驚き、そしてとても豊かな気持ちになれます。絵を眺める贅沢、読んでもらう贅沢、そりゃあ「これよんで」って絵本を持ってくるわ…と納得します。絵本を読んでもらったときの「この感じ」を知っているというのは、とても強いことだと思います。

(5)「ふたりはともだち」より「おてがみ」
作:アーノルド・ローベル
訳:三木卓

 5歳さんと3歳さんのお母さんが、おひとりで前に出て、読んでくださいました。すみません、「ラブ・ユー・フォーエバー」の余韻冷めやらず、で、私はこの時間のことを殆ど覚えていません。ごめんなさい!勿体ないことをしました。

 その後、まだ読んでいない方がいらっしゃたのですが、この時点で開始から既に1時間、集中力ももう限界、という様子、おひらきにしましょうか、ということで、おしまいとしました。読んでいただけなかったのは、勿体ないことでした。それぞれが読み聞かせ合いをする、というのはとても楽しいことでしたが、人数のこと、時間のことを考えると難しいところもあります。

 しばらく外遊びが続いて、屋外のコンクリートの上に各自レジャーシートを引き、持参したおむすびやお弁当をそれぞれにいただきました。気温はそれほど高くなかったのですが、コンクリート自体が熱を持ち、座ると結構暑かったということ、日除けが無かったということ、それらが大きな課題です。今回「お昼持参可」としましたが、ほぼ全員の方がお昼を持参されました。このコロナ禍、屋内での飲食は難しく、朝来市内の子育てセンターでも飲食はできないことになっています。ただ、こどもと過ごす日、お昼ご飯も含めて段取りしたい、という気持ちはとても良く分かります。5月以降、さらに日差しがきつくなりますから、コンクリートの上で食べるのは難しいです。日除けがある広い屋外で飲食できればいいのですが、そのような場所は海運堂にはありません。さて、大きめの木を植えるか(これは予算がかかりそうです)、テントを張るか(どこかからレンタル出来るかな)、砂田家で色々と話し合っています。

 ここからは総括ですが、とても嬉しかったことの1つは、単身で参加された方がお2人いらっしゃったことです。どうしても「母子」で完結しがちなおはなし会、そこに単身でお申込みいただいた、ということが海運堂の糧となりました。男性、女性お一方ずつ来られたのですが、男性には絵本を読んでもらう時間がありませんでした。勿体無いことをしました。

 公園に遊びに連れて行く父親の姿は、神戸ではよく見かけました。朝来でもたまに見かけます。ただ、子育ての催しとなると、父親の参加が一気に難しくなるあの感じ、一体何なんでしょうか。父親が悪い、という訳ではありません。主催する側も「お父さんもよかったら来てください」とアナウンスしています。でも、難しい。「こども」に関わる1人の大人として、母親以外(父親、祖父母、近所の人、こどもに関わりたいと思っている人)が参加できる仕組みに必要なものって、何だろう、と考えます。お父さん同士が集うと、どうしても「仕事の話」になってしまうということもヒントの1つだと思います。集う人それぞれが「(その場にいる全ての)こども」の方に意識が向いていて、集う人それぞれに居場所(ここに居ても良いという感じ、自分には自分の役割があるという感じ)がある、という様子を想像しています。

 「男性も育児参加せよ」とアナウンスしているのではありません。「自分がしてもらったことを、繰り返していく」。これは神戸のおはなし会でお世話になっていた、児童文学がご専門の島式子さんの言葉です(言い回しが違ったかもしれません)。大人は皆、かつてこどもでした。誰かに何かをしてもらって、みんな大人になりました。その、自分を形作ったもののなかで、これは是非、というものを「こども(自分のこどもに限りません)」に差し出す、ということが、大人自身、あるいは社会の大きな糧となる、と思います。それを、母親だけが独占するような構造は、よろしくない。「みんなで子育て」とは何か、を問いながら、試行錯誤を繰り返します。

 他、小さな反省点もいくつかありました。海運堂は県道に面しているのですが、この県道を走る車のスピードの速いこと。冷や汗をかくこともありました。対策する必要があります。簡単な網を張ろうかと、これも砂田家で検討しています。

 催しにご参加いただいた方、ありがとうございました。お気づきのことが多くあったかと思いますが、教えていただけると幸いです。「こどもの育ち」について、一緒に考えたり悩んだり笑ったりできれば、大変嬉しく思います。

 また、催しに参加されていない方も、何か思うことをお知らせいただけると嬉しいです。

 今年度、1つの目標として「催しの記録を共有する」を掲げました。「みんなでごはん」や「公園遊び」や「おはなし会」等の催しを定期的に活動すること自体が目的化してるようなこともありました。やったらやりっぱなし、ということも多かったです。前年度の公園遊びでは、私はほとんどこどもの様子を観察することが出来ませんでした。しかし、催しで観察された大人やこどもの様子、そこから考えること、それら全てが海運堂の財産であり、参加者や海運堂に関わる皆さんと共有するべきものだと思うに至りました。イベントの様子を撮影した写真数枚をSNSに投稿すれば、雰囲気は伝わります。「やった感」も味わえます。でも、そこに映るものは当日起こった素敵な出来事のほんの一部、ということを私は忘れがちです。「丁寧に振り返り、記録し、伝える」を繰り返すことが、「新しい土地で活動を始める」ということを支えてくれるだろうという考えもあります。

 とっても長くなりました。が、おはなし会を存分に振り返ることが出来ました。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 次回、屋外の日除け対策に目途が立てば、開催するつもりです。こちらも、何か案がありましたら、教えていただければ幸いです。

特定非営利活動法人海運堂 砂田沙紀

4月11日、朝来にておはなし会を開催します。

わたしたちの、おはなし会

日時:4月11日(日)10:30
場所:海運堂(朝来市さのう1100-1)

大人もこどもも、好きな絵本を持って集まりませんか。みんなで互いによみきかせ会をしたいと思います。みんなの前で読むのはちょっと、という人は、読まなくても大丈夫です。

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【大切にしたいこと】
おはなし会を成功させることが目的ではありません(え!)。海運堂は第3の居場所です。「何か楽しい事はないかな?」という気楽な気持ちで遊びにいらしてください。

【海運堂って何?】
砂田沙紀が神戸市の自宅を開放し「海運堂」と称して様々な催しを開いてきました。約5年半活動した後、2020年3月、朝来市に転居しました。今年度より改めて、朝来市の砂田宅を開放し、地域交流や子育て支援の拠点として、色々と試みようと思っています。

【新型コロナウイルス対策として】
屋内で、窓を開けて開催します。暖かい服装でいらしてください。
大人の方は、原則マスクを着用して下さい。
こどもに関しては、各ご家庭でご判断下さい。
昼食はお持ち込みいただけます。天気が良ければお庭でレジャーシートを敷いて食べましょう。

3月6日(土)公園遊びのこと、ほか朝来市での活動について

こんにちは、海運堂の砂田沙紀です。
庭の梅の花が開き始めました。こちらの冬は氷点下の朝も多く、待ちに待った春です。

〈1.3月6日(土)催しのご案内〉
〈2.絵本の会・プレーパークについて〉

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〈1.3月6日(土)催しのご案内〉

ひとつ、公園遊びの会を設けることとしました。

「みんなであそぼう」
日時:3月6日(土)13時~15時
場所:雨の神公園(兵庫県神戸市東灘区住吉本町2丁目25−28)
持ち物(参考までに):水筒・帽子・長靴・着替え等

※手洗い場にハンドソープ、ペーパータオル、ごみ袋を用意します。
※お手洗いですが、済ませてからいらしてください。でも、いざという時には海運堂別館(住吉本町2丁目11-5)がご利用いただけます。
※大人の方、可能な方はマスクをご着用ください。お子さんは、各ご家庭でご判断ください。

前回開催した公園遊びの会は、10時集合、そこから16時まで続きました。
屋外とはいえ、長時間になりました、このコロナ禍ということもあり、今回は2時間でおひらきにしたいと思います。そのまま残ってくださっても構わないのですが、「ここでおしまい」のアナウンスはこちらからします。

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〈2.絵本の会・プレーパークについて〉

朝来の砂田宅にて、来年度より「じぶんたちで、おはなし会」を再開します。各自絵本を1冊持ち寄り、みなさんに向けて読み聞かせます。場が成熟してきたら、他のことをするのもいいと思っています。参加者から、こんなのやってみたい、という声が上がれば最高です。屋内ですが、窓を開け放し開催します。 まずは砂田宅を「海運堂」として開くことに、私も慣れていけたらと思います。

また、敷地内にある畑の一部を、自由に遊べる場所にしたいと考えています。

日本冒険遊び場づくり協会というNPO法人があり、プレーパークに以前から関心を持っています。私自身、ここ数年間アンテナを張り続けているのですが、やっとプレーパークにお邪魔することができました。兵庫県姫路市香寺町(は私の出身地でもあります)の、里山ガーデンというプレーパークです。理事の方が私有地を整備し、開放してくださっています。たまたま理事の方とお話できたのですが、私有地をプレーパークにしている例は少なくはないとのこと、しばらくは県内のプレーパークを視察(という名目で思い切り遊びます)しに
行くことになりそうです。

海運堂の中を整えること、また屋内での催しについても考えてはいますが、当面の間は「外から見える」ようにしたいと考えています。「あそこでみんなが集まって何かやっている」を地域の方も目視できるように。また、いきなり知らない人のうちに上がることはやはりハードルが高いことですから、まずは屋外で。これは神戸では出来なかったことです。
少しずつ、土地に「海運堂」が馴染んでくれたらと思います。

朝来市近郊の方、あるいは遠方でも、プレーパークに興味がある方は是非ご連絡ください。一緒に進めたいです。

長くなりました。朝晩まだ冷えることが多いですが、どうぞご自愛ください。

特定非営利活動法人海運堂 砂田沙紀

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特定非営利活動法人海運堂

電話  070-5040-6192(砂田)
メール info@kobe-kaiundo.jp
HP  https://kobe-kaiundo.jp/blog/
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活動の再開について

大変ご無沙汰しています、海運堂の砂田沙紀です。
前回の更新は昨年10月でした。
何となく、活動していないのに投稿することに後ろ向きになっていました。が、来年度より活動を再開することとしましたので、ぼちぼち発信していきたいと思うに至りました。

〈1.前回のイベントについて〉

〈2.今後の活動について〉

〈3.朝来に転居して〉

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〈1.前回のイベントについて〉
昨年の10月25日、神戸住吉の雨の神公園で、大人・こどもが集い、遊びました。
コロナ禍、呼び掛けること自体、どうしようかと悩むこともありましたが、開催しました。
10時集合、おひらきになったのは16時、ちょっと遊びすぎたかな、という反省もありましたが、「思い切り遊ぶ」は達成できました。
その後、またコロナ禍、神戸市では11月中旬から感染者数も増え、またしばらく活動を見合わせることになりました。
2020年度、神戸の拠点である海運堂別館では、何一つ主催行事が開催できないままとなりそうです。

2019年度、月に一度みんなでごはんを開催していました。
コロナ禍が落ち着けば開催したい、と思いながら、約1年が経過しようとしています。
また、朝来市の自宅を開放し、活動したいという気持ちもありましたが、人を自宅に招き入れることそのものがこの状況下難しく、どうしたものか、と思いながら過ごしながら、今に至ります。

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〈2.今後の活動について〉
このコロナ禍、何もしないと、どんどん孤立します。
立ち話すらしにくい。
ただ、我慢も大事なんですが、覚悟も必要だと私は思います。
子育てから「密」を遠ざけることは、どうしてもできない。
沢山触れ合って、親も学び合って、分かち合って、それが糧になって、親も子も、周りの人間も育ちます。
その中で繋がりが生まれます。
だから、工夫します。
コロナ禍、感染対策を考えた上で、保護者とこども、それに関わる人たちが少しでも心穏やかに過ごせるように、工夫しようと思います。
私ひとりではなく、同じように、この状況下いかに健やかに過ごすか、ということを仲間と悩みながら、共有しながら、活動を再開したいと思います。

先日、海運堂正会員で話し合いの場を持ちました。
NPO法人海運堂の活動再開について、神戸住吉の海運堂別館の維持について、朝来での活動について、意見交換しました。

まず、コロナ禍を前提として、来年度の事業計画を立てます。
海運堂として、朝来で、神戸で、こういうことがしたい、ということを示せるように、考えをまとめたいと思います。

それから、海運堂別館の維持についてです。
有難いことにまとまった寄付がありました。
そのお陰で、2021年7月までは継続することになりましたが、その後、維持するかどうかまだ決まっていません。

来年度、この状況下で何がしたいか、できるかを、今までお世話になった方々と一緒に考えて、事業計画を立てる。
それを基に、NPO法人海運堂のサポーターを、来年度4月より募集します。
追ってご案内させていただきます。

〈3.朝来に転居して〉

2020年3月に朝来市に転居、4月5月は学校もこども園も休園、正直どう過ごしたのかあまり覚えておらず。
ただ、「どこを歩いても広い」ということには本当に救われました。
私自身、この状況下、神戸に何度か足を運んでいます。
何というか、朝来にずっといると、毎日穏やかなんですが、色々と確かめたくなります。
たまに住吉に足を運んで、気持ちが楽になること、朝来に戻って、ほっとすること、移動の度に、発見があります。
私の家は、朝来市佐嚢(さのう)という山間にあります。
近所にこどもがいないというのは初めてです。
小学生の娘はスクールバスで帰宅、そこから「誰かとどこかへ遊びに行く」ことはありません。
その「誰か」が近くにいない。
自分の足で歩いて行ったり、自転車をこいで行く「どこか」も、近くにはない。
もしかして、彼女の「放課後」は私に委ねられている?!と今更気づいた次第です。
自分の足で、行きたいところに行く・会いたい人に会う、が叶わないこの地域で、私がやりたいこと、何だろうと、よくよく考えた1年でした。
神戸市東灘区では、夜10時でも小学生が歩いている。
どちらが良い悪い、という話ではありません。
そのどちらもが同時代に存在する、ということを知り、考え続けることが、今の私には必要なことです。

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今後もNPO法人海運堂は継続します。
こどもも保護者も、孤立せず、繋がりの中で穏やかに過ごせるよう、またその繋がりが、地域に還元できれば。
私自身のために、関わってくださる皆様と一緒に運営できればと思います。
今後とも宜しくお願いします。

オンラインであんなことしたい、こどもむけにこんなオンラインの活用方法があるよ、コロナ禍、こんな工夫をしているよ、という情報、ございましたら、教えていただけると嬉しいです。


特定非営利活動法人海運堂 砂田沙紀
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10月25日、雨の神公園で遊びましょう

【10月25日、雨の神公園でみんなであそびましょう】

大変ご無沙汰しています、海運堂の砂田沙紀です。
前回お便りを差し上げたのは、7月上旬でした。

8月以降、状況次第で、みんなでごはんとおはなし会を、という案内でした。
見通しが立たず、その連絡も差し上げず、申し訳ありませんでした。

その後、8月中旬に新型コロナウイルス感染者が再び増加しました。
第2波、と言われましたね。
再度緊急事態宣言とはなりませんでした。
そんなことをしていたら、いろんなところが持たなくなる。
この状況下、というのを前提に、これからしばらく暮らしていかなければならない。

4月5月に「不要不急の外出を避ける」ことが推奨されましたが、不要不急って、何でしょう。
私にとっては難しいことでした。
こどもが「適切な環境で過ごす」ことも、脅かされました。
お友達と思いっきり遊ぶことすら、人の目、公衆衛生、いろいろ考えた上で、環境を整えなければならない。

「遊び」を保証することって、不要不急なんでしょうか。
不要不急って、誰が決めることでしょうか。
それは、個々人が、考え、周りに相談しながら、決めることだと思います。
だから、「あなたのそれは不要不急である」と、不用意に言ってはいけない。ただし、思考停止に陥ってはいけない。
それぞれが、思考する、その訓練ができたのではないかと思います。

さて、先日、海運堂の理事がZoomで集い、今後の活動について話し合いました。
ひとつ、ささやかですが、場を設けます。

顔見知りが集まって、たわいもないお話をし、こども達はおひさまの下、思う存分遊ぶ、そんなことも、今となっては難しくなりました。

プログラムは特に用意しません。
集い、遊ぶことが充実すれば、それで大成功です。

住吉本町の公園で、お待ちしています。

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【みんなであつまろう】

日時:10月25日(日)10時半頃~13時頃
場所:雨の神公園(神戸市東灘区住吉本町2丁目25−28)
*雨天順延(当日雨天の場合、11月1日に開催)
*こども(や大きなこども)は汚れてもいい服装でいらしてください。

子ども達は、おのおの遊び、保護者や海運堂にご縁ある大人達は、みんなでこどもの様子を見守りながら、久々の再会を喜ぶ、ただそれだけの会です。
ただそれだけですが、そんな些細なことが、心の支えになります。少なくとも私はそうです。

お昼、寒くなければ好きなものを持ち寄り、公園でいただきましょう。
汚れた服を着替えたり、おむつを替えたり、お手洗いに行ったり、必要があれば海運堂別館(住吉本町2-11-5)をお使いいただけます。

出入り自由です、気軽にお立ち寄りください。

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屋外での開催となりますから、特に感染症対策はこちらでは行いません。公園の水場に手洗い石鹸を用意するくらいでしょうか。
マスクのことも、こちらからはアナウンスしません。
各自、考えていただけますか。

海運堂別館には、手指消毒剤を用意しています。
開放時は常時換気をし、大勢が一度に入室することは避けるようにいたします。
開催できるかどうか、のお天気の場合は、私は公園にいることにします。順延する場合は、改めてメールにてお知らせします。

ご参加いただける方、事前にご連絡いただければと思います。
当日飛び込みでのご参加も、大歓迎です。

大人もこどもも、楽しい時間になればと思います!


特定非営利活動法人海運堂 砂田沙紀
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特定非営利活動法人海運堂
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久しぶりの投稿です。

大変ご無沙汰しています、海運堂の砂田沙紀です。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

2月末に砂田家の転居が決まり、3月は新型コロナウイルス感染症対策の為、催しを中止しました。3月22日、無事神戸市から朝来市へ転居しましたが、何ともけじめのつかない年度末でした。

新年度が始まってからも、休校措置や自粛要請で、3人のこどもと朝来市の自宅でわらわら過ごしました。海運堂の活動は事実上休止してしまい、そのことを皆様にご報告することもできませんでした。文字通り放ったらかしになってしまいました。申し訳ありません。

朝来市では6月から小学校・こども園が通常通りとなりました。神戸市の様子が気になりながらも、こちらで皆元気に過ごしています。

海運堂別館はというと、4月5月の利用はほとんどありませんでしたが、6月に入り、ぼちぼち利用予約が入るようになりました。消毒、制限事項など、都度相談しながら、進めています。私自身、転居後に何度か海運堂別館に足を運びました。別館近くにお住いのある海運堂正会員の方にお願いして、場所を管理しています。まだ、ちゃんとあります。海運堂別館。

海運堂主催の催し、「みんなでごはん」「おとなとこどものおはなし会」は、8月以降の再開を考えています。8月には周年記念行事として、流しそうめんをしていました。今年、流すのは難しいですが、何とかしてみんなでそうめんを食べたいなと考えています。

また、中野先生のこども囲碁部は、今年度より中野先生主催となりました。6月30日に一度開催しました。定員4名で再開したため、常連の方のみへのご案内となりました。ご了承ください。7月以降もこども囲碁部は開催します。興味のあります方は、ご連絡ください。中野先生にお繋ぎします。

また、催しの案内ができればと思います。その際にはどうぞ宜しくお願いいたします。再開できるのを楽しみに、準備を進めてまいります。

特定非営利活動法人海運堂 砂田沙紀

催しの中止のお知らせ

こんにちは、砂田です。
コロナウイルスの感染が全国に広がっています。
中々検査できない状況を考えると、発表されている感染者数と実際の感染者数は大きく異なると私は認識しています。何が正しい情報なのか分からない状況ですが、感染を避けるためにできることは無理のない程度で行うべきだと考えます。
室内で不特定多数が集まることになりますから、明日のおはなし会、15日のみっきーとお仕事しよう、19日のみんなでごはんを中止いたします。
既に参加表明いただいた皆様にはご理解いただきたく、お願いいたします。
こども囲碁部は少人数、メンバーも決まっているので、開催します。

おはなし会を長い間続けてくださった、島さん、高本さん。
明後日日曜の、海運堂での最後のおはなし会、開催したくてたまらないのだけれど、よくよく皆で相談し、中止することを決めました。
明日、おはなし会は開催しませんが、高本さん・島さんと一緒に、海運堂の本棚の写真撮影をしようと思っています。4月以降、海運堂でこんな本を読んだな、とみんなで思い出すきっかけになるように。

おはなし会、みんなでごはんは、4月以降、海運堂別館での開催となります。
こども囲碁部は、中野先生主催となり、引き続き海運堂別館で開催します。

引っ越しは、3月22日に決まりました。
4月以降の予定は、追ってご連絡いたします。
今後とも、海運堂を宜しくお願いいたします。

転居のお知らせ

こんにちは、砂田です。

ひとつご報告です。この度、転居する運びとなりました。砂田家の都合により、朝来市に住まいを移します。

海運堂に入居したのが2014年8月ですから、5年と7か月、海運堂を運営してきました。「みんなの居場所」「みんなで子育て」をスローガンに、ばたばたっと立ち上げ、試行錯誤しながら自宅開放の形で活動してきました。2019年度よりNPO法人化し、7月には新拠点「海運堂別館」も設けることができました。海運堂にはたくさんの方にお越しいただきました。また、たくさんのご寄付も頂戴しました。皆様のお陰でここまで運営を継続できました。改めて御礼申し上げます。

尚、NPO法人海運堂は活動を継続します。

海運堂別館を神戸の拠点とします。今の海運堂本館はなくなりますから、海運堂別館が「神戸海運堂」ですね。みんなでごはん(食事会)、おとなとこどものおはなし会を引き続き開催します。レンタルスペース事業も継続します。

生活の場となる朝来市でも、地域交流事業を継続したいと考えています。どのような形になるかわかりませんが、地域の様子を見ながら進めます。まずは砂田家が地域に入ることが先です。

海運堂を始める段階には何も分かりませんでしたが、約5年半運営を続けてきて、自分は交流の拠点を運営することに(向いているかどうかは別として)興味があるということは分かりました。海運堂での経験を活かしながら、私が朝来市でできることをやりたいと思っています。

ちなみに転居先は、私の「おばあちゃんち」です。母の実家が空き家になり、砂田家が購入する運びとなりました。
親戚の大工さんが建てた(最近知りました)、立派なおうちです。田畑もあります。家の横には川が流れています(水遊びができます)。おじいちゃん、おばあちゃんが守ってきた大切なおうちでの生活を、砂田家一同楽しみにしています。
所謂「田舎」です。神戸でお世話になった皆様、息抜きに、是非遊びにきてください。

長くなりましたが、転居のご報告でした。今後とも海運堂を宜しくお願いいたします。

特定非営利活動法人海運堂 砂田沙紀

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檻の中のライオン講演会を開催します。

ずっと気になっていた、憲法読本「檻の中のライオン」の講演会を開催することにしました。

「改憲」という言葉、メディアで聞かれることが多くなりました。
が、その前に。
「けんぽうってなに?」と聞かれたら、あなたはどう答えますか。

「檻の中のライオン」というのは、広島の弁護士であられる楾(はんどう)大樹先生が書かれた本です。憲法を檻に、権力をライオンに例え、憲法について分かりやすく解説されています。中学校公民資料集にも掲載されています。
この楾(はんどう)先生の講演会、1月17日時点で通算460回。憲法を知ってほしいという一心で、全国行脚されています。おはなしに引き込まれてあっという間の2時間半、だそうです。

何だか大変、生きづらい、おかしい、それらも憲法につながっているかも。
自分、家族、周りの人を守ってくれている憲法に、ぐっと近づいてみませんか。

*****

憲法ってなに?「檻の中のライオン」in神戸住吉

●日時
2020年2月16日(日)
14:30開場
15:00開始
17:30終了

●場所
海運堂別館(兵庫県神戸市東灘区住吉本町2-11-5)
JR住吉駅から徒歩3分

●講師
楾(はんどう)大樹
ひろしま市民法律事務所所長・弁護士
憲法本としては異例のベストセラー、今いちばんわかりやすい憲法入門書として話題の
『檻の中のライオン 憲法がわかる46のおはなし』(中学校公民資料集に大きく掲載)、
『けんぽう絵本 おりとライオン』著者
檻の中のライオン講演は全国460回以上開催され大人気を博す。

●会費
1000円(憲法全文記載!オリライクリアファイル付き)

●事前申込
必要です

●申込・問い合わせ先
メール:info@kobe-kaiundo.jp
電話:070-5040-6192
(小さなこどもがいますので、メールの方が助かります)

※畳の間での開催です。長時間畳に座ることが難しい方の為に、一部ベンチ席を設けます。利用を希望される方はご一報ください。
※駐車場はございません、車でお越しの場合は近くのコインパーキングをご利用ください。
※基本的に大人向けにお話しいただきます。中学生ならついてこれる?という感じです。

新拠点のご案内

いつも海運堂をご利用いただいている皆様、支えてくださっている皆様、ありがとうございます。


ご縁がありまして、海運堂は、新しい拠点を構える運びとなりました。
場所は海運堂から徒歩1分、戸建ての1階部分です。台所、トイレ、シャワーがあります。また、新品の国産い草畳も敷いていただきました。

新拠点は当面「海運堂別館」と呼称することにしました。

海運堂を始めた5年前から家族も増え、共有部分が少し手狭になってきたところです。今まで通り海運堂でした方がしっくりくることは海運堂で、海運堂別館でできることはそちらで、という風に使い分けたいと思っています。
まだ備品が十分に揃っておらず、海運堂別館を管理・運営するスケジュールも立てておらず、すぐという訳にはいかないのですが、近いうちにお披露目できればと考えています。

海運堂で育ったものを、そのまま大切に、ゆっくり広げていきたいです。
今後とも宜しくお願いいたします。

NPO法人海運堂 砂田沙紀