こんにちは、海運堂管理人のさーりんです。
先日、素敵な方にお越しいただきました。
大阪の堺で、自宅を開放して子育てサロンをされていらっしゃった方です。
今は奈良に移り住み、この6月から新たにサロンを開いたそうです。
発達障害がご専門で、お母さんのための勉強会を開いていらっしゃいます。
自宅開放!子育て!
なんだか共通するお話がたくさんありました。
その中で特に響いたお話をひとつ。
例えば、「靴を揃える」のしつけの場合。
みんなを玄関に集めて、
「はい!靴はこうやって揃えます!」とか、
「〇〇ちゃんが靴を揃えてくれていました!偉いね!みんなもマネしようね」とか、
そんなことしたって、こどもの心には何にも響かないのだと。
靴を揃えているこどもをみたらそっと近づき、
「私、さっき見たんだけど、靴、揃えたの?
なんだか私、気持ちいいわ。だって、きれい。」
って、私がどう感じたのかを伝える。
そうすると、そのこは何だかいい気分になり
(だって、自分の行いでひとが喜んでくれますから)、
その「いい気分」が他のこどもたちにも伝染し、
みんな、勝手に靴を揃えるようになる、というお話でした。
こどものスイッチを、ポンと押してあげる感じ、だそうです。
見ていないふりをしながら見守る。
でも、スイッチを押すタイミングを見逃さない。
大事なのは、こちら側が、こころにゆとりを持って接することだと教えてくださいました。
「こどもは、おとななんかより、ずっとデリカシーがあるの。」
うーん。耳が痛い。
こどもだからといってこども扱いするんじゃなくて、
きちんと相手の思いをくみ取り、こちらの思いを伝える。
その繰り返しだな、と思いました。
とはいえ、先日も娘が背中で「おっぱいー!!」と泣き叫ぶ中、
自分の仕事を優先してしまいました。反省。
できることとできないことがありますが、
おとなにもこどもにも赤ちゃんにも、誠実に対応したいなーと思いました。