ほんものを見る

今日は投稿しますよー!

こども工作部のレポートが届きました、どうぞご一読ください。


こんにちは。こども工作部のちか先生こと、駒井知佳子(自称鍼灸師)です。

20年ほど前、中学校で非常勤の美術講師をしていました。

こどもたちが
「先生、これやっていい?」と聞いてきます。

「いいよ。」

「先生、こういうのしてもいい?」

「いいよ。」

そう答えているうちに、こどもに言われました。
「先生は『いいよ』しか言わないね。」と。

はい、その通り♪
ケガすることと、誰かを傷つけること以外はOKでした。

こどもにそう言われたのがとても嬉しくて、今でもしあわせな感覚が残っています。

前回の工作部のギターに引き続き、今回はおひな様を作りました。
どちらも「ほんもの」が側にありました。

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あるお母さまから「本物を見て作るっていいですね!」と言って頂けました。
そうなんです!

例えば、虎の絵を描く。

阪神タイガースのマスコットキャラ、トラッキーを見て描いても虎にはならない。
写真の虎を見て描いても裏側や動きや臭いはわからない。
近づくと食われる怖さは感じられない。
他者の目や手や感性を通したらもう、本物を感じることはできないんです。
幼稚園であれば時間の制約があって、先生の作った見本通りに作りましょう、になりがちです。
小学校ではそれが身に付いてしまっている上に
「自分はヘタ、苦手」という意識が強くなってしまって見本がないと作れないこどもが大勢になります。
こども工作部では「やりたいように」を大事にしています。
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今回のおひなさまも色画用紙を切って折って形を作るところまでは指導しましたが、
そこから先の飾り付けは何も言ってません。

だから誰も襟を作ってない(笑)
帯も作っていない(笑)

海運堂にあったおひなさまはガラスケースに入ってて触れませんでしたし、
着物の感じがよくわからなかったんです。
(そのうち、海運堂の着物部とコラボして着物体験なんかしたいですね。)
髪の毛どうしよう~といろいろ工夫しながら
試行錯誤して作ってました。
頭のパーツは工作部の前々日に届いた宅急便の緩衝材でした(^^)
発泡素材ってのりが効かないものもあるんですがこれはいけました♪
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今回は反省も。
2体作らなきゃならないので時間が押してしまったことと色画用紙が散乱してしまったことから
最後のお片づけをお母様方にさせてしまいました。
来月はこどもたちが自分で片づけしやすいように少し工夫をします。

ルールさえ決めてあればこどもたち、結構なんでもできます。
段取りなんかも工作部で身につけて欲しいなあと思っています。
こども工作部、こども達が日々進化しているのを見ていてとても楽しいです。
こんな時間を持てることに本当に感謝しています。

また遊びに来てね♪


来月は3月11日に開催します。
人数が増えてきました、定員10名としますので、
ご希望の方はお早目にご連絡ください。

【海運堂 こども工作部】
3月11日16時~17時半
対象:年中さんから小学3年生くらいまで
会費:1000円
持ち物:はさみ、のり、おしぼり(のりを使ったときに手を拭きます)、紙袋(作品持ち帰り用)

小学生は放課後ひとりでくることができます。
未就学のおこさまはおとなの方と一緒に来てください。
15時ごろからおむすびをつくります。
おやつとしてみんなで工作前にいただきます。

ご希望の方は
info@kobe-kaiundo.jp
078-891-3498
までお願いいたします。