7月9日夜の生き物探検隊!

7月9日(土)、くにちゃんと行く!夜の生き物探検隊を開催しました。

当日19時受付開始、この時点では雨は降ったり止んだりといった空模様でした。駐車場誘導を、参加された大久保さんにお手伝いいただき、皆さんスムーズに集合いただきました。

早速待ち構えていたのは、くにちゃんこと藤本邦彦さんが連れてきてくださった「ヒバカリ」。小さなヘビです。毒はなく、人間の手にも乗ってくれます。受付開始後、砂田はじめこども達がヒバカリを手に乗せて「かわいいー」「舌ぺろぺろしとる」などと可愛がっていました。順次参加者が集まりましたが、この光景を見たときは皆さんぎょっとしたお顔でしたが、「え?大丈夫なん?噛まないの?ふーん、か、可愛いね…」といった具合に、苦手な人は距離を置き、好きな人は寄ってきて手に乗せる、といった光景が見られました。ヒバカリは場を和ませるという役目(?)を終え、飼育ケースに戻りました。

全員の受付が無事終了し、簡単に自己紹介の時間を設けました。お名前、居住地、夜の生き物観察をしたことがあるかどうか、をお話いただきました。初めて!という方、蛍は見たという方、夜にカブトムシを観察した、という方、それぞれお話いただきました。
ここでくにちゃんにバトンタッチ、今回のフィールドについての説明がありました。
当初、与布土(ようど)川付近での生き物観察を考えていたのですが、前日までに降った雨の影響で水位が高いことを踏まえ、よふど温泉横の「せえらじ川」付近を散策することにしました。また、生き物の採集についてもお話いただきました。観察のために採集した後は、必ず採集した場所で放すことが大切だということを教わりました。

集合場所からよふど温泉に各自移動、再度点呼を取る頃にはしっかりと雨が降っており、皆さんレインコートや傘を装備し出発しました。
くにちゃんを先頭に、皆さん片手に懐中電灯を構え、せえらじ川付近の散策。早速モリアオガエルを発見、飼育ケースに入れ、観察しました。また、よく耳を澄ませ、モリアオガエルの鳴き声を聴きました。「ククク…クククククク……」と活字にすると何だか不気味ですが、独特の鳴き声がよく聴こえました。散策中、モリアオガエルの卵塊も発見。他にもアマガエル、トノサマガエル、サワガニ、アカハライモリなどの姿が見られました。

散策がひと段落、近くの別のフィールドに移動しましょうか、とくにちゃんが提案した時は土砂降りに近い本降り。雨だし夜だし楽しいし、なんだか皆さん気分が高揚、「行きまーす!」の元気なお返事でした。大人もこどもも、しっかりと道を照らしながら進みました。

別のフィールドに到着した先頭の方たちが歓声を上げている…!これはもしやと急いで進むと、何と!国の特別天然記念物であるオオサンショウウオの姿が見られました。大雨の中歩いて出会えたものですから、皆さんの喜びも大きかったです。堰を越えようとするオオサンショウウオをみんなが懐中電灯で照らし、「がんばれー!」と応援、落下したときは皆さん思わず「あー!」と声が出ました。
皆さん野生のオオサンショウウオの姿を観察した頃にはちょうと20時半、よふど温泉の駐車場まで歩いて戻り、その場で解散となりました。

海運堂として生き物観察会を開催したのは初めてでした。私がくにちゃんに「オオサンショウウオ見たこと無いんです…あとカエルの鳴き声が分からないんです…」とお伝えしたところ、「自然観察会できますよ!」とお返事いただいたのが事の始まりでした。

砂田自身、自分のこどもを連れての開催ということで、大人単独で参加いただいた大久保さんにかなりお世話になりました。また、夜の活動ということで、皆さんにはご自身のこどもさんから目を離さないよう事前にお願いしていましたが、お願い通り皆さん安全に配慮した上で活動いただくことができました。おかげで、不慣れというか初めての自然観察会を無事終えることができました。参加いただいた皆さん、くにちゃん、本当にありがとうございました。

後日アンケートにご協力いただいたところ、やはりオオサンショウウオに出会えたことが印象的だった!という意見が多かったです。オオサンショウウオを育む朝来の自然環境、またその自然環境を維持してくださる方々の活動のお陰で開催できました。

おとな・こどもの「あー楽しかった!」を支えていただいた全てに感謝します。ありがとうございました!

海運堂第3期通常総会を開催しました。

海運堂の砂田沙紀です。
近畿地方は14日に梅雨入りしたとのことです。5月はからっとしたお天気が続き、こども達が川に入る日々でした。近頃は気温が穏やかで曇り空も多く、カエルや小さなバッタ、カタツムリを捕まえる遊びが続いています。

 海運堂第3期(令和3年度)の通常総会を6月3日(金)にオンライン上で開催しました。正会員18名中、15名(委任状4名含む)での総会でした。
第2期事業報告・収支報告、第3期事業計画・活動予算に加え、役員の改選が承認されました。令和2年度に海運堂の住所地を神戸市東灘区から朝来市砂田宅に移転し、朝来市を活動拠点とすることにしたのですが、それに伴い副理事長・理事・監事を朝来市近郊の方にお願いしたく、引き受けていただける方を探していました。

 大変ありがたいことに人に恵まれることが多く、今回も役員を是非お願いしたい、という方に引き受けていただくことが出来ました。
副理事長を天野あまねさん(朝来市)、理事を中島英樹さん(朝来市)、監事を田路寿美さん(養父市)に引き受けていただく運びとなりました。

 天野さんは朝来市に移住された後に出産されましたが、その時に情報不足で大変なことが多かったとのこと、それを機に、友人と共に「AsaGoood!Mama!」をSNS上で立ち上げ、自主的に朝来市近郊の子育てに関する情報を集約・発信され続けています。

 中島さんは地域おこし協力隊として朝来市に来られてから定住され、一般社団法人朝来まちづくり機構を設立、移住支援活動や高校地域コーディネーター、現役協力隊の支援、地域自治協議会の支援など、多岐にわたって活動されています。ご専門は化学ということで、地域自治協議会主催のこども向け科学実験講座の講師も務められています。

 田路さんは、養父(やぶ)市のプレーパークについて問い合わせをしたことがきっかけとなり、ご縁をいただきました。養父市社会福祉協議会で子どもの冒険ひろばプレーリーダーと、子育て支援全般を担当されています。また、認定NPO法人芸術と遊び創造協会の「おもちゃコンサルタントマスター」として、「おもちゃの広場」を不定期に開催されています。お会いする度に様々なことを教えてくださいます。

以上、新役員の皆様をご紹介いたしました。

総会終了後、こどもの遊びについての話に花が咲きました。
現在のこども達が「おとなの時間」を生きざるを得なくなっている状況を踏まえ、自身がどのように「こどもの時間」を過ごしていたのか、また、自身のこども達の遊びについて、の話になりました。空気が美味しい!と感じたり、目の前の生き物に夢中になったり、友達と山の中をかけまわったり。自分と自然、自分と友達が対峙し、満ち足りた時間を過ごしたことをそれぞれ共有してくださいました。
私自身はどうしても気が急くといいますか、「こどもが充実した時間を過ごすためにはどういった条件が必要なんだろう」と頭でっかちになるところがありますが、まずは目の前のこども達をよくよく観察せなあかんなと感じました。こどもと共に「こどもの時間」を過ごすことを積み重ねたいです。

私にとって、通常総会の後のおしゃべりは例年の楽しみの1つとなっています。気持ちを整えてもらえるような場です。今回も沢山の気づきをいただきました。お付き合いいただいている正会員の皆様のおかげです、ありがとうございました。

HP上に令和3年度の事業報告書・決算書を公開しています、ご参考になさってください。

今年度もどうぞ宜しくお願いいたします。

特定非営利活動法人海運堂 砂田沙紀

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特定非営利活動法人海運堂

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おはなし会(10月31日開催)のレポートです

「わたしたちの、おはなし会」2021年10月31日(日)開催

10月31日、朝来海運堂で2回目のおはなし会を開催しました。

前回は4月11日に開催、約半年間空いてしまいました。大人の予定、こどもの予定、家族の体調、また8月下旬からは新型コロナウイルス感染症拡大防止の為に緊急事態宣言が発令されていました。4月の時点では隔月開催したいなと考えていましたが、特に家族のペースを大切にしました。何も予定の無い休日を多く設けた上で、おはなし会を開催できる「心の余裕」が生まれるのをゆっくりと待ちました。ここだ!という日が、10月31日でした。

砂田家を含んで、大人7名、こども13名、計20名にご参加いただきました。4組はお母さんと未就学児という組み合わせでしたが、他に年長さん1名と小学生さん2名が単独参加してくれました。うちに遊びに来たことのあるこども達です。おはなし会があるからよかったらおいで、おはなし会に参加しても、遊んでてもいいよ、と声をかけたところ、保護者の方が送り届けてくださいました。近所の子が単独で遊びに来てくれるようになりました。これは海運堂にとって嬉しい出来事でした。

また、神戸海運堂時代に大変お世話になっていた方がサプライズで来られ、神戸海運堂でブックトークをしてくださった島式子さんのエッセーを届けてくださいました。朝来での催しに、神戸で関わっていただいた方が来てくれたら素敵だなという気持ちは転居当時からありましたが、突然その時がやってきました。ご褒美のような再会でした。

さておはなし会ですが、前回、参加者全員が読めなかったということがあり、今回は「全員に読んでもらいたい」ということが頭にありました。こどもの集中力が続く間に読んでもらおう、という気持ちから、最初に挨拶を少し、それからすぐにおはなし会をはじめました。

(1)のろまなローラー
作:小出正吾 絵:山本忠敬

前回、男性がいたにも関わらず、読んでいただく時間がなかったこともあり、夫に声をかけました。おはなし会開始5分前に「最初に読んでや」と頼み、夫が絵本棚から選んだのがこの絵本でした。持ち前の安定感と、ロードローラーのどっしりとした感じがぴったり合っていました。こども達、最後まで聞いていました。すみません、客観的にコメントできません。

(2)めっきらもっきらどおんどん
作:長谷川摂子 絵:ふりやなな

海運堂に初めて来て下さった方が読んでくださいました。年中さん、3歳さん、1歳さんのお母さん、1歳さんがお膝にぴったりくっついた状態で始まりました。1歳さん、「だっこ!」の合図を送っていましたが、お母さん、最後まで読んでいただきました!落ち着いた声、一定のリズムが心地いい読みきかせだなと感じました。私は1歳さんを顔であやしていました。

(3)こころのそこからポジティブちゃん
作・絵:ひのひなみ

こちらも、海運堂に初めて来られた方が読んでくださいました。親しみやすい、明るい絵柄の絵本でした。読んでくださった方の朗らかさを感じることができました。

(4)いいこって、どんなこ?
作:ジーン・モデシット 絵:ロビン・スポワート 訳:もきかずこ

前回のおはなし会にもご参加いただいた方です、お腹に赤ちゃんがいたのですが無事出産され、赤ちゃんと一緒に参加してくださいました。「自分がこどもだった頃を思い出しながら、聞いてみてください」という最初の声掛け、優しい語り口が印象的でした。

(5)ねずみのでんしゃ
作:山下明生 絵:いわむらかずお

前回参加いただいた方です。「私が小さい頃に大好きだった絵本です」と冒頭で紹介がありました。その方の小さい頃を何となく想像しながら聞いていました。私はこの絵本を読んだことがなかったので、こどもの気持ちで聞いていました。へびが…!のところで子ども達と息を呑んだのが楽しかったです。「あーどきどきした、絵本を読んでもらうのは楽しい!」を再認識できました。

5冊目が終わったところで、おはなし会はおひらきとしました。「おはなし会は終わります、次は、こどものおはなし会です、聞きたい人はどうぞ、遊びたい人は遊びましょう」とアナウンスしました。「自分が読む」と絵本を持ってきてくれた子がいたので、そのような時間を設けました。

5歳の子が、絵本を読んでくれました。前回「どうぶつまぜこぜあそび」を読んでくれた子です。もうこどもだけの時間、ということで、特に急かす必要もなく、遊びの1つとして「おはなし会ごっこ」が成立しました。その後、小学生さん2人が「これ読んでいい?」と、『11ぴきのねことぶた』を持ってきてくれました。みんなに読んであげる、という感じではなく、私達も読みたいから読む、といった印象でした。その間、聞く子は聞く、他、外に遊びに出る子、積み木で遊ぶ子、それぞれがそれぞれに過ごしました。

12時過ぎ、一旦おひらきのアナウンスをしました。単身参加したこども3人はお昼を食べに一旦帰宅、あと1組が帰られました。その後、屋外にレジャーシートを敷き、レジャーシート組とベンチ組に分かれ、みんなでお昼をいただきました。

昼食を食べた後は、各自自由に過ごしました。単独参加の3人が戻ってきて「川に入ってもいい?」と私に尋ねました。朝来海運堂は、いつでもすぐに川にアクセスできます。10月31日に川遊び、は想定外でしたが、こども達についていきました。最初は河原を靴で歩くだけでしたが、間もなく「靴脱いでいい?」とのお言葉が。「自分で決めていいんやで」と伝え、後は任せました。靴に靴下を丁寧に詰めてから、「つめたーい!」と悲鳴を上げながらも川に入っていく女の子4人。子どもの邪魔をせず、濡れた靴を乾かす・タオルや着替えを用意する、といったことが大人の仕事となります。

その様子に触発された5歳の男の子2人が、同じように川に吸い込まれていきました。河原に落ちていた細長い枝を水面に着け、えいっ!と振り上げたときの水しぶきの様子を楽しんでいました。「つれたー!」「さかな、げっとだぜ!」と叫ぶ様子が眩しかったです。

催しにご参加いただいた方、ありがとうございました。また是非いらしてください。

 今回レポート作成までに時間を要しましたが、こども達のいきいきとした様子、その場の大人みんなでこどもを見守る感じ、色々と思い出す時間がとても贅沢に感じました。特にこどもの溌溂とした様子、それ自体が海運堂の財産です。今回も長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。また、良いタイミングで開催できればと思います。

海運堂別館が7月末日を以て閉館します。

こんにちは、砂田沙紀です。暑い夏、いかがお過ごしでしょうか。

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1.海運堂別館(神戸住吉)のその後

2.こどもの「遊び」を支えるもの

3.あさご手持ち花火大会について

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1.海運堂別館(神戸住吉)のその後

先日、神戸住吉の海運堂別館を7月末日を以て閉館することが決まりました。その後、進展がありましたのでご報告いたします。

大変お世話になっている団体の方が、引き続き場所を利用されることとなりました。海運堂の「みんなでごはん」事業のために用意した冷蔵庫・ガスコンロ・食器棚等の大物家具家電は、団体の皆様が買い取ってくださいました。8月以降、海運堂別館ではなくなりますが、有効利用いただけることとなり、ほっとしています。

今、海運堂別館では、海運堂「こども囲碁部」でお世話になった中野泰宏先生が、囲碁教室を開催されています。今後も同じ場所で継続できることとなりました。ご興味あります方は中野先生にお繋ぎしますので、お知らせください。

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2.こどもの「遊び」を支えるもの
先日、日本冒険遊び場づくり協会の個人正会員となりました。プレーパークについて学ぶ機会を多くいただいています。日本冒険遊び場づくり協会のHP
https://bouken-asobiba.org/

「プレーパーク」と言いますが、公園と何が違うんでしょう。

先日、日本冒険遊び場づくり協会が、「冒険遊び場(プレーパーク)」の定義を発表されましたので、紹介します。
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冒険遊び場は、すべての子どもが自由に遊ぶことを保障する場所であり、子どもは遊ぶことで自ら育つという認識のもと、子どもと地域と共につくり続けていく、屋外の遊び場である。
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私自身、以前から「プレーパーク」をどう説明すればいいんだろう?という疑問がありました。場所によって、人によって、プレーパークの解釈が大きく異なることを実感していたからです。この定義は、保護者の立場からすると大変分かりやすいものであると個人的には思います。特に、「こどもは遊ぶことで自ら育つという認識のもと」という文言はありがたいと感じました。「保護者によって育児に関する考え方が違う」という勝手な思い込みが、時には公園でのこども同士の遊びを妨げる、と私は思っています。けがさせたらどうしよう、相手の親御さんがどう思っているだろう、地域の人はこの遊びをどう感じるだろうか。そんな保護者の気持ちがこどもの遊びを萎縮させることについて、自身の子育てを通してずっと考えてきました。

こどもは遊ぶことで自ら育つ、という認識の下、「遊び」を保障できる場にしよう、という気持ちで保護者が集まれば、それだけでこどもの遊びは大きく膨らむと思います。ただ、野放し放ったらかしは、違うと思います。その加減について、学ぶことが沢山あると感じています。

先日、ご近所の造園屋さん「安積創庭」の安積さんとお話する機会がありました。プレーパークのことを伝え、自宅の畑を見ていただきました。(私の祖父は定年後、造園業に携わっていたのですが、何と安積さん、私の祖父とお仕事されていたそうです。)

畑を見ながら、安積さんの幼少期の「遊び」について色々伺ったのですが、ここ20年から30年程で大きく「遊び」が変わったという実感がある、ということでした。安積さんがこどもの頃は、山に入って虫を採ったり、山で火起こしして焼肉したり(!)、夏は川に飛び込んだり、そのような遊びが日常だったそうです。どうして今はそれが難しいんでしょう、と話していたのですが、一つは山が荒れていることが原因かな、という話が出ました。間伐が適切にされておらず、山の地表に日が当たらなくなった。結果、山が荒れ、鹿が村に降りてくるようになった。鹿と一緒に、ヤマビルが村に降りてきた。(昔は鹿もヤマビルも村では見かけなかったそうです)今の山は薄気味悪くて、とても入ろうとは思えない、というお話でした。こどもの「遊び」を考える上で、間伐の話が出てくるなんて思いもしませんでしたから、驚きました。

また、この安積さんとお話した内容を後日、日本冒険遊び場づくり協会の方と共有したところ、新たなご意見が。遊びが大きく変わったことの原因の一つに、こどもの数が減った、ということが挙げられるとのことでした。

大人が増えたのなら、こどもに対して色々してあげられることも増えたのでは、と思ったのですが、逆なのだそうです。こどもの数が多いと、そもそもコントロール不可能です。大人の目が届かない。だからこそのびのび遊べたけど、今はどこで遊んでいても大人が見てるし、その分苦情も増える、というお話でした。深いお話です。

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3.あさご手持ち花火大会について

昨年フェイスブックにて、大阪府吹田市の「さたけん家」代表の水木さんが実施されていた、「手持ち花火大会」を知りました。

さたけん家についてhttp://satakenchi.com/about/

以前海運堂で「檻の中のライオン講演会」を主催した時、同日開催されたのが水木さんでした。まだお会いしたことはないのですが、地域交流事業について多くを学ばせていただいている方です。

その水木さんが、夏祭りが相次いで中止になる中、コロナ禍でもできることとして、手持ち花火大会を企画・実施されたことを知りました。是非朝来でもと思い、花火大会の段取りからチラシデータまで提供いただき、昨年8月に実施しました。昨年は小学校区限定で開催しましたが、今年度は朝来市内限定で開催しようと思います。8月29日(日)の夕刻を予定しています。詳細が決まりましたら改めてご案内いたします。

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海運堂別館は7月31日を以て閉館し、海運堂の活動拠点は朝来市の砂田宅に移ります。これまで神戸での活動に携わってくださった皆様に感謝申し上げます。大変お世話になりました。ありがとうございました。また、こんなご時世ですが、落ち着きましたら朝来海運堂に遊びにいらしてください。今後とも宜しくお願いいたします。

特定非営利活動法人海運堂 砂田沙紀

海運堂別館閉館のお知らせ

こんにちは、砂田沙紀です。いかがお過ごしでしょうか。

本日、海運堂第2期(令和2年度)通常総会を開催し、海運堂別館の閉館・法人の住所移転について承認いただきました。

海運堂別館は、令和元年7月より運営してきました。「みんなでごはん」の会場、また交流スペースとして運営を続けてきましたが、この7月末日を以て閉館する運びとなりました。また、それに伴い、法人の住所を兵庫県朝来市の砂田沙紀宅に移すことになりました。これからの活動の拠点は、朝来市ととなります。

神戸で子育て支援事業・地域活動事業を展開していましたが、これからは朝来市での活動となります。神戸で関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。そして、みんなでごはん等の活動を神戸で継続することが出来ず、大変申し訳ありません。地域活動・子育て支援事業は継続してこそ意味があると思いますが、それが叶いませんでした。

事業計画書にも記載しましたが、今年度は朝来市でおはなし会・プレーパークの整備を進めたいと思います。神戸から1時間半、こどもを連れての移動は大変かと思いますが、状況が落ち着きましたら、遊びにいらしてくださると嬉しいです。

今後とも、海運堂を宜しくお願いいたします。

特定非営利活動法人海運堂 砂田沙紀

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特定非営利活動法人海運堂
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おはなし会(4月11日開催)のレポートです

こんにちは、海運堂の砂田沙紀です。4月も下旬に差し掛かろうとしています。朝来市佐嚢(さのう)では、あぜ道の緑が色濃くなり、あちらこちらで田植えの準備が行われています。耕運機で田畑を耕す様子もちらほら。先週末は春雨のちらつく休日となりました。

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〈1.4月11日のおはなし会の様子〉

 4月11日(日)、朝来の砂田宅を「海運堂」として初めて開放し、おはなし会を開きました。「わたしたちの、おはなし会」と掲げ、お互いに読み聞かせを行いました。
 
 砂田家を含んで、大人8名、こども9名のご参加でした。こどもは、7歳さん1人、5歳さん2人、4歳さん2人、3歳さん2人、2歳さん2人、という年齢構成でした。世帯で数えると、6組と砂田家、計7世帯の参加でした。

 まず、自己紹介の時間を設けました。お名前と、今日の朝ごはん、何を食べたか、お話ししてもらうことに。朝ごはんを教えてもらう、というのは先日個人的に受講したp4c(こどものための哲学)の催しで行われていたものです。面白かったので真似してみました。
 
 お母さんが「今日の朝ごはんは、」と話し始める。その後、こどもが「今日の朝は、」と続けようとしたときに、気づきました。家族で同じものを食べている!これは失敗。みなさんすみませんでした。でも、みなさん最後まで、朝ごはんを教えてくれました。パンとごはん、という話がありますが、ごはんの人が多かったです。

 自己紹介で割と時間が取られてしまったのは一つ勉強になりました。後からみんなそれぞれ前に出ることになるのだから、自己紹介を設けなくてもよかったかな、お名前だけでよかったかな、とも思いました。

その後は、以下の絵本を読み聞かせ合いました。

(1)「もりのさんぽ」
作・絵:サイモン・ジェイムス
訳:木島始

 7歳の子が読んでくれました。「ちいさい子が多いから、分かりやすいもの」「この本好きだから」とのこと。読んだのは私の娘なのですが、自分で絵本を選んだこと、この本を選んだこと、目の前で割とすらすら読んでいること、それらに驚きっぱなしで、ちゃんと聞けませんでした。私は絵本を支えるので精一杯、みなさんの顔がどんな風だったか、というのは記憶にありません。自分のこどもについて客観的に観察することの難しさを思い知らされた時間でもありました。参加されたみなさん、どうでしたか。また教えてください。

(2)「どうぶつまぜこぜあそび」
作:サトシン
絵:ドーリー

 4歳の子が、お母さんと一緒に読んでくれました。種類の違う2匹の動物が混ぜこぜになった様子、「なにとなにのどうぶつが、まざったのかな?」の問いかけに、挙手をして、当てられた人が答える、という流れに自然となりました。途中、当ててほしい気持ちが大きくなり、涙ぐんでしまう子の姿がありました。みんなそれぞれ答えたい気持ち、その後、挙手しているみんなに「〇〇くんは?」「〇〇ちゃんは?」とこちらからボールを投げてみました。私ができたのはそれくらいです。4歳さん、頑張って読み切りました!

(3)「まってる まってる」
作:高畠那生

お母さんが読む絵本を、3歳の子が支える、という形で始まりました。お母さんが読み進めるにつれ、絵本の内容を思い出し、1ページ毎にげらげらと笑い出す3歳さん。それに連れてお母さんも、聞いているみんなも、気が緩み、笑い出しました。自分が面白いと思うものを「これ面白いでしょー!」と共有する楽しさ、嬉しさみたいなものが溢れていました。

(4)「ラブ・ユー・フォーエバー」
作:ロバート・マンチ
絵:梅田俊作
訳:乃木りか

この絵本は単身でご参加いただいた方が読んでくださいました。「大人向けの絵本なんですが」と前置きがあったものの、それぞれに響くものがあったのか、大人もこどもも同じように、静かに耳を傾けていました。私はですね、少し泣いていました。マスク様様、でした。1人の保護者として、どうしても「読んであげるもの」として捉えがちな絵本が、こうして不意に私の方を向いて語り出すときに、驚き、そしてとても豊かな気持ちになれます。絵を眺める贅沢、読んでもらう贅沢、そりゃあ「これよんで」って絵本を持ってくるわ…と納得します。絵本を読んでもらったときの「この感じ」を知っているというのは、とても強いことだと思います。

(5)「ふたりはともだち」より「おてがみ」
作:アーノルド・ローベル
訳:三木卓

 5歳さんと3歳さんのお母さんが、おひとりで前に出て、読んでくださいました。すみません、「ラブ・ユー・フォーエバー」の余韻冷めやらず、で、私はこの時間のことを殆ど覚えていません。ごめんなさい!勿体ないことをしました。

 その後、まだ読んでいない方がいらっしゃたのですが、この時点で開始から既に1時間、集中力ももう限界、という様子、おひらきにしましょうか、ということで、おしまいとしました。読んでいただけなかったのは、勿体ないことでした。それぞれが読み聞かせ合いをする、というのはとても楽しいことでしたが、人数のこと、時間のことを考えると難しいところもあります。

 しばらく外遊びが続いて、屋外のコンクリートの上に各自レジャーシートを引き、持参したおむすびやお弁当をそれぞれにいただきました。気温はそれほど高くなかったのですが、コンクリート自体が熱を持ち、座ると結構暑かったということ、日除けが無かったということ、それらが大きな課題です。今回「お昼持参可」としましたが、ほぼ全員の方がお昼を持参されました。このコロナ禍、屋内での飲食は難しく、朝来市内の子育てセンターでも飲食はできないことになっています。ただ、こどもと過ごす日、お昼ご飯も含めて段取りしたい、という気持ちはとても良く分かります。5月以降、さらに日差しがきつくなりますから、コンクリートの上で食べるのは難しいです。日除けがある広い屋外で飲食できればいいのですが、そのような場所は海運堂にはありません。さて、大きめの木を植えるか(これは予算がかかりそうです)、テントを張るか(どこかからレンタル出来るかな)、砂田家で色々と話し合っています。

 ここからは総括ですが、とても嬉しかったことの1つは、単身で参加された方がお2人いらっしゃったことです。どうしても「母子」で完結しがちなおはなし会、そこに単身でお申込みいただいた、ということが海運堂の糧となりました。男性、女性お一方ずつ来られたのですが、男性には絵本を読んでもらう時間がありませんでした。勿体無いことをしました。

 公園に遊びに連れて行く父親の姿は、神戸ではよく見かけました。朝来でもたまに見かけます。ただ、子育ての催しとなると、父親の参加が一気に難しくなるあの感じ、一体何なんでしょうか。父親が悪い、という訳ではありません。主催する側も「お父さんもよかったら来てください」とアナウンスしています。でも、難しい。「こども」に関わる1人の大人として、母親以外(父親、祖父母、近所の人、こどもに関わりたいと思っている人)が参加できる仕組みに必要なものって、何だろう、と考えます。お父さん同士が集うと、どうしても「仕事の話」になってしまうということもヒントの1つだと思います。集う人それぞれが「(その場にいる全ての)こども」の方に意識が向いていて、集う人それぞれに居場所(ここに居ても良いという感じ、自分には自分の役割があるという感じ)がある、という様子を想像しています。

 「男性も育児参加せよ」とアナウンスしているのではありません。「自分がしてもらったことを、繰り返していく」。これは神戸のおはなし会でお世話になっていた、児童文学がご専門の島式子さんの言葉です(言い回しが違ったかもしれません)。大人は皆、かつてこどもでした。誰かに何かをしてもらって、みんな大人になりました。その、自分を形作ったもののなかで、これは是非、というものを「こども(自分のこどもに限りません)」に差し出す、ということが、大人自身、あるいは社会の大きな糧となる、と思います。それを、母親だけが独占するような構造は、よろしくない。「みんなで子育て」とは何か、を問いながら、試行錯誤を繰り返します。

 他、小さな反省点もいくつかありました。海運堂は県道に面しているのですが、この県道を走る車のスピードの速いこと。冷や汗をかくこともありました。対策する必要があります。簡単な網を張ろうかと、これも砂田家で検討しています。

 催しにご参加いただいた方、ありがとうございました。お気づきのことが多くあったかと思いますが、教えていただけると幸いです。「こどもの育ち」について、一緒に考えたり悩んだり笑ったりできれば、大変嬉しく思います。

 また、催しに参加されていない方も、何か思うことをお知らせいただけると嬉しいです。

 今年度、1つの目標として「催しの記録を共有する」を掲げました。「みんなでごはん」や「公園遊び」や「おはなし会」等の催しを定期的に活動すること自体が目的化してるようなこともありました。やったらやりっぱなし、ということも多かったです。前年度の公園遊びでは、私はほとんどこどもの様子を観察することが出来ませんでした。しかし、催しで観察された大人やこどもの様子、そこから考えること、それら全てが海運堂の財産であり、参加者や海運堂に関わる皆さんと共有するべきものだと思うに至りました。イベントの様子を撮影した写真数枚をSNSに投稿すれば、雰囲気は伝わります。「やった感」も味わえます。でも、そこに映るものは当日起こった素敵な出来事のほんの一部、ということを私は忘れがちです。「丁寧に振り返り、記録し、伝える」を繰り返すことが、「新しい土地で活動を始める」ということを支えてくれるだろうという考えもあります。

 とっても長くなりました。が、おはなし会を存分に振り返ることが出来ました。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 次回、屋外の日除け対策に目途が立てば、開催するつもりです。こちらも、何か案がありましたら、教えていただければ幸いです。

特定非営利活動法人海運堂 砂田沙紀

4月11日、朝来にておはなし会を開催します。

わたしたちの、おはなし会

日時:4月11日(日)10:30
場所:海運堂(朝来市さのう1100-1)

大人もこどもも、好きな絵本を持って集まりませんか。みんなで互いによみきかせ会をしたいと思います。みんなの前で読むのはちょっと、という人は、読まなくても大丈夫です。

*****

【大切にしたいこと】
おはなし会を成功させることが目的ではありません(え!)。海運堂は第3の居場所です。「何か楽しい事はないかな?」という気楽な気持ちで遊びにいらしてください。

【海運堂って何?】
砂田沙紀が神戸市の自宅を開放し「海運堂」と称して様々な催しを開いてきました。約5年半活動した後、2020年3月、朝来市に転居しました。今年度より改めて、朝来市の砂田宅を開放し、地域交流や子育て支援の拠点として、色々と試みようと思っています。

【新型コロナウイルス対策として】
屋内で、窓を開けて開催します。暖かい服装でいらしてください。
大人の方は、原則マスクを着用して下さい。
こどもに関しては、各ご家庭でご判断下さい。
昼食はお持ち込みいただけます。天気が良ければお庭でレジャーシートを敷いて食べましょう。

3月6日(土)公園遊びのこと、ほか朝来市での活動について

こんにちは、海運堂の砂田沙紀です。
庭の梅の花が開き始めました。こちらの冬は氷点下の朝も多く、待ちに待った春です。

〈1.3月6日(土)催しのご案内〉
〈2.絵本の会・プレーパークについて〉

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〈1.3月6日(土)催しのご案内〉

ひとつ、公園遊びの会を設けることとしました。

「みんなであそぼう」
日時:3月6日(土)13時~15時
場所:雨の神公園(兵庫県神戸市東灘区住吉本町2丁目25−28)
持ち物(参考までに):水筒・帽子・長靴・着替え等

※手洗い場にハンドソープ、ペーパータオル、ごみ袋を用意します。
※お手洗いですが、済ませてからいらしてください。でも、いざという時には海運堂別館(住吉本町2丁目11-5)がご利用いただけます。
※大人の方、可能な方はマスクをご着用ください。お子さんは、各ご家庭でご判断ください。

前回開催した公園遊びの会は、10時集合、そこから16時まで続きました。
屋外とはいえ、長時間になりました、このコロナ禍ということもあり、今回は2時間でおひらきにしたいと思います。そのまま残ってくださっても構わないのですが、「ここでおしまい」のアナウンスはこちらからします。

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〈2.絵本の会・プレーパークについて〉

朝来の砂田宅にて、来年度より「じぶんたちで、おはなし会」を再開します。各自絵本を1冊持ち寄り、みなさんに向けて読み聞かせます。場が成熟してきたら、他のことをするのもいいと思っています。参加者から、こんなのやってみたい、という声が上がれば最高です。屋内ですが、窓を開け放し開催します。 まずは砂田宅を「海運堂」として開くことに、私も慣れていけたらと思います。

また、敷地内にある畑の一部を、自由に遊べる場所にしたいと考えています。

日本冒険遊び場づくり協会というNPO法人があり、プレーパークに以前から関心を持っています。私自身、ここ数年間アンテナを張り続けているのですが、やっとプレーパークにお邪魔することができました。兵庫県姫路市香寺町(は私の出身地でもあります)の、里山ガーデンというプレーパークです。理事の方が私有地を整備し、開放してくださっています。たまたま理事の方とお話できたのですが、私有地をプレーパークにしている例は少なくはないとのこと、しばらくは県内のプレーパークを視察(という名目で思い切り遊びます)しに
行くことになりそうです。

海運堂の中を整えること、また屋内での催しについても考えてはいますが、当面の間は「外から見える」ようにしたいと考えています。「あそこでみんなが集まって何かやっている」を地域の方も目視できるように。また、いきなり知らない人のうちに上がることはやはりハードルが高いことですから、まずは屋外で。これは神戸では出来なかったことです。
少しずつ、土地に「海運堂」が馴染んでくれたらと思います。

朝来市近郊の方、あるいは遠方でも、プレーパークに興味がある方は是非ご連絡ください。一緒に進めたいです。

長くなりました。朝晩まだ冷えることが多いですが、どうぞご自愛ください。

特定非営利活動法人海運堂 砂田沙紀

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特定非営利活動法人海運堂

電話  070-5040-6192(砂田)
メール info@kobe-kaiundo.jp
HP  https://kobe-kaiundo.jp/blog/
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活動の再開について

大変ご無沙汰しています、海運堂の砂田沙紀です。
前回の更新は昨年10月でした。
何となく、活動していないのに投稿することに後ろ向きになっていました。が、来年度より活動を再開することとしましたので、ぼちぼち発信していきたいと思うに至りました。

〈1.前回のイベントについて〉

〈2.今後の活動について〉

〈3.朝来に転居して〉

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〈1.前回のイベントについて〉
昨年の10月25日、神戸住吉の雨の神公園で、大人・こどもが集い、遊びました。
コロナ禍、呼び掛けること自体、どうしようかと悩むこともありましたが、開催しました。
10時集合、おひらきになったのは16時、ちょっと遊びすぎたかな、という反省もありましたが、「思い切り遊ぶ」は達成できました。
その後、またコロナ禍、神戸市では11月中旬から感染者数も増え、またしばらく活動を見合わせることになりました。
2020年度、神戸の拠点である海運堂別館では、何一つ主催行事が開催できないままとなりそうです。

2019年度、月に一度みんなでごはんを開催していました。
コロナ禍が落ち着けば開催したい、と思いながら、約1年が経過しようとしています。
また、朝来市の自宅を開放し、活動したいという気持ちもありましたが、人を自宅に招き入れることそのものがこの状況下難しく、どうしたものか、と思いながら過ごしながら、今に至ります。

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〈2.今後の活動について〉
このコロナ禍、何もしないと、どんどん孤立します。
立ち話すらしにくい。
ただ、我慢も大事なんですが、覚悟も必要だと私は思います。
子育てから「密」を遠ざけることは、どうしてもできない。
沢山触れ合って、親も学び合って、分かち合って、それが糧になって、親も子も、周りの人間も育ちます。
その中で繋がりが生まれます。
だから、工夫します。
コロナ禍、感染対策を考えた上で、保護者とこども、それに関わる人たちが少しでも心穏やかに過ごせるように、工夫しようと思います。
私ひとりではなく、同じように、この状況下いかに健やかに過ごすか、ということを仲間と悩みながら、共有しながら、活動を再開したいと思います。

先日、海運堂正会員で話し合いの場を持ちました。
NPO法人海運堂の活動再開について、神戸住吉の海運堂別館の維持について、朝来での活動について、意見交換しました。

まず、コロナ禍を前提として、来年度の事業計画を立てます。
海運堂として、朝来で、神戸で、こういうことがしたい、ということを示せるように、考えをまとめたいと思います。

それから、海運堂別館の維持についてです。
有難いことにまとまった寄付がありました。
そのお陰で、2021年7月までは継続することになりましたが、その後、維持するかどうかまだ決まっていません。

来年度、この状況下で何がしたいか、できるかを、今までお世話になった方々と一緒に考えて、事業計画を立てる。
それを基に、NPO法人海運堂のサポーターを、来年度4月より募集します。
追ってご案内させていただきます。

〈3.朝来に転居して〉

2020年3月に朝来市に転居、4月5月は学校もこども園も休園、正直どう過ごしたのかあまり覚えておらず。
ただ、「どこを歩いても広い」ということには本当に救われました。
私自身、この状況下、神戸に何度か足を運んでいます。
何というか、朝来にずっといると、毎日穏やかなんですが、色々と確かめたくなります。
たまに住吉に足を運んで、気持ちが楽になること、朝来に戻って、ほっとすること、移動の度に、発見があります。
私の家は、朝来市佐嚢(さのう)という山間にあります。
近所にこどもがいないというのは初めてです。
小学生の娘はスクールバスで帰宅、そこから「誰かとどこかへ遊びに行く」ことはありません。
その「誰か」が近くにいない。
自分の足で歩いて行ったり、自転車をこいで行く「どこか」も、近くにはない。
もしかして、彼女の「放課後」は私に委ねられている?!と今更気づいた次第です。
自分の足で、行きたいところに行く・会いたい人に会う、が叶わないこの地域で、私がやりたいこと、何だろうと、よくよく考えた1年でした。
神戸市東灘区では、夜10時でも小学生が歩いている。
どちらが良い悪い、という話ではありません。
そのどちらもが同時代に存在する、ということを知り、考え続けることが、今の私には必要なことです。

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今後もNPO法人海運堂は継続します。
こどもも保護者も、孤立せず、繋がりの中で穏やかに過ごせるよう、またその繋がりが、地域に還元できれば。
私自身のために、関わってくださる皆様と一緒に運営できればと思います。
今後とも宜しくお願いします。

オンラインであんなことしたい、こどもむけにこんなオンラインの活用方法があるよ、コロナ禍、こんな工夫をしているよ、という情報、ございましたら、教えていただけると嬉しいです。


特定非営利活動法人海運堂 砂田沙紀
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特定非営利活動法人海運堂
電話  070-5040-6192(砂田)
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10月25日、雨の神公園で遊びましょう

【10月25日、雨の神公園でみんなであそびましょう】

大変ご無沙汰しています、海運堂の砂田沙紀です。
前回お便りを差し上げたのは、7月上旬でした。

8月以降、状況次第で、みんなでごはんとおはなし会を、という案内でした。
見通しが立たず、その連絡も差し上げず、申し訳ありませんでした。

その後、8月中旬に新型コロナウイルス感染者が再び増加しました。
第2波、と言われましたね。
再度緊急事態宣言とはなりませんでした。
そんなことをしていたら、いろんなところが持たなくなる。
この状況下、というのを前提に、これからしばらく暮らしていかなければならない。

4月5月に「不要不急の外出を避ける」ことが推奨されましたが、不要不急って、何でしょう。
私にとっては難しいことでした。
こどもが「適切な環境で過ごす」ことも、脅かされました。
お友達と思いっきり遊ぶことすら、人の目、公衆衛生、いろいろ考えた上で、環境を整えなければならない。

「遊び」を保証することって、不要不急なんでしょうか。
不要不急って、誰が決めることでしょうか。
それは、個々人が、考え、周りに相談しながら、決めることだと思います。
だから、「あなたのそれは不要不急である」と、不用意に言ってはいけない。ただし、思考停止に陥ってはいけない。
それぞれが、思考する、その訓練ができたのではないかと思います。

さて、先日、海運堂の理事がZoomで集い、今後の活動について話し合いました。
ひとつ、ささやかですが、場を設けます。

顔見知りが集まって、たわいもないお話をし、こども達はおひさまの下、思う存分遊ぶ、そんなことも、今となっては難しくなりました。

プログラムは特に用意しません。
集い、遊ぶことが充実すれば、それで大成功です。

住吉本町の公園で、お待ちしています。

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【みんなであつまろう】

日時:10月25日(日)10時半頃~13時頃
場所:雨の神公園(神戸市東灘区住吉本町2丁目25−28)
*雨天順延(当日雨天の場合、11月1日に開催)
*こども(や大きなこども)は汚れてもいい服装でいらしてください。

子ども達は、おのおの遊び、保護者や海運堂にご縁ある大人達は、みんなでこどもの様子を見守りながら、久々の再会を喜ぶ、ただそれだけの会です。
ただそれだけですが、そんな些細なことが、心の支えになります。少なくとも私はそうです。

お昼、寒くなければ好きなものを持ち寄り、公園でいただきましょう。
汚れた服を着替えたり、おむつを替えたり、お手洗いに行ったり、必要があれば海運堂別館(住吉本町2-11-5)をお使いいただけます。

出入り自由です、気軽にお立ち寄りください。

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屋外での開催となりますから、特に感染症対策はこちらでは行いません。公園の水場に手洗い石鹸を用意するくらいでしょうか。
マスクのことも、こちらからはアナウンスしません。
各自、考えていただけますか。

海運堂別館には、手指消毒剤を用意しています。
開放時は常時換気をし、大勢が一度に入室することは避けるようにいたします。
開催できるかどうか、のお天気の場合は、私は公園にいることにします。順延する場合は、改めてメールにてお知らせします。

ご参加いただける方、事前にご連絡いただければと思います。
当日飛び込みでのご参加も、大歓迎です。

大人もこどもも、楽しい時間になればと思います!


特定非営利活動法人海運堂 砂田沙紀
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特定非営利活動法人海運堂
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