養生道場、おへそにお灸しました!

こんにちは。海運堂管理人のさーりんです。
先週金曜日の「養生道場」レポートがちか先生から届きました!
ぜひご一読ください。


 

こんにちは! 養生道場講師のちか先生です。

毎回毎回、海運堂のブログをジャックしております。
11月14日は養生道場冬の講座の第一回でした。
講座に出ていない方にも冬の過ごし方を知って頂けたらいいな、と思ってのレポートです。

まず薬膳おむすび!
「秋刀魚と銀杏の薬膳おむすび」です。(最後にレシピ入れています)

さんま2尾!
さんま2尾!

養生道場ではおむすびと味噌汁(今月は山口豆腐店の油揚げと下仁田ネギ)を食べながら
受講生さんの1ヶ月間の体の悩みや疑問をお話して頂きます。

写真 3

まず、顔に熱のトラブルがあった方がお二人。
どちらも「胃」に熱があった可能性ありです。対処方は患部から離れたツボになります。

そして、手足の冷えについての質問が。

ごめんなさい!時間が無くてお答えするのを忘れておりました。
ここでお答えさせて頂きます。
(受講生のみなさま、詳しくは来月にさせてくださいね。)

手足が冷たい理由はおおまかに3つあります。
1 外気に冷やされた
2 温める力が弱い
3 指先の血管が収縮しやすい

1は温めたらすぐ解消します
2は体の温める力をアップしなくてはなりません。運動や温める作用のある物を食べます。
3は緊張しやすい方や貧血ぎみの方、運動不足の方に見られます。

冷えから関節の痛みを伴うことも多いです。
そういう場合は患部を温めるだけでなく、お腹や腰も温めるといいですよ。

ということで、
養生道場ではお互いの身体をほぐすワークをしました。
まったりとした空気が流れます・・・・・

それから「おへそのお灸!」

もぐさの香りが落ち着きます
もぐさの香りが落ち着きます

おへそは「神けつ」というツボです。
とても大事なツボですが、針はしてはいけません。お灸も化膿させるものはだめです。

なので、おへその上に布(キッチンペーパー)をのせた上に塩を盛り、その上に艾(もぐさ)を載せて火をつけます。
※塩がこぼれないように段ボールで作った輪っかの中に塩を入れます。
お塩にじんわり熱が加わって気持ちいいんです!

幼稚園の男の子も「僕もやる」と!気持ちよさそうでした
幼稚園の男の子も「僕もやる」と!気持ちよさそうでした\\/

おへそは身体の中心、ここを温めることによって内臓の調子をよくできます。

先ほどの「温める力」の弱い人には熱エネルギーを、
緊張しやすい人にはほっこりやすらぎを、
外気にさらされてすっかり冷えちゃった人はおうちに帰ったら冷気を吹き飛ばすために
おへそにお灸です。
「腸が動いてる!」という声もありました。

みんなでわいわいやっているとすぐに終わってしまう2時間。
いつも最後はとてもなごやかな空気になります♪

養生道場もいろいろありましたが1年経ちました。いらしてくださった方々、ありがとうございました。

今後も大事な人のホームドクター養成講座としてがんばって参ります♪
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

で、私、専門は婦人科系、不妊治療です。(でもなんでも診ます。)
11月26日の夜には「小さな女の子を持つお母さんに知って欲しい、妊活講座」をやります。(詳細はこちら→http://goo.gl/PKfWbq

運動、食事、睡眠、環境・・・・昔と違ってきたことで随分と身体は変化してしまいました。
昔みたいな骨盤が横に広い子が減って、まんまるい骨盤の子が増えてきています。(データで出ています。)
産みにくい形です。

小さいうちから自分の身体を大事にすることを知っていて欲しいです。

お申し込みは管理人さーりんまでお願い致します。
<秋刀魚と銀杏の薬膳おむすび レシピ>

☆材料☆ 3合 ※注:5合炊きで3合くらいが限界です。

白米 2合
玄米 1合
しょうゆ 大さじ1 ・ 塩 小さじ1 ・ 酒 大さじ3
秋刀魚 2尾(お腹は掃除しておく。頭は落とさない。)
しょうが 20g(千切りにします。)
切干大根 40g(キッチンはさみで1cmくらいに切る)
ごぼう 60g ・ にんじん 60g ・ まいたけ 60g
銀杏 適当
すだちもしくはゆず 1個

☆作り方☆
1.玄米は6時間前に水に漬けておきます。長く漬けると発芽して栄養価が上がります。
2.秋刀魚の下ごしらえ:お腹を掃除します。頭は切り落とさず、二等分にします。
塩をして30分置いて水気を抜きます。秋刀魚を魚焼きグリルでこんがり、しっかりパリパリに焼きます。
3.材料を切ります。
ごぼうとにんじんとまいたけの大きさはおむすびを作るなら厚みは3mm、長さは1.5cmくらいがむすびやすそう。
お茶碗で食べるならぜひゴロっと大きくしてください。
素材のそれぞれの歯ごたえの違いが楽しめます。
4.お米(白米と玄米)を分量の水に漬け、調味料を足します。
5.切った材料(銀杏とゆず以外)を入れます。秋刀魚は最後にそっと載せます。
6.炊飯器スイッチオン!
7.銀杏の殻をむきます。小なべに少量の水を入れて銀杏を転がすようにして火を入れます。皮を剥きます。
8.ご飯が炊きあがったら秋刀魚を取り出し、頭と骨を外した身をほぐしてご飯に混ぜます。
9.銀杏を混ぜ込んでできあがり!
すだちは半分に切ってお好みで果汁をかけてください。ゆずは皮をすり下ろして振りかけても美味しいです。


 

ちか先生のレポートでした。

来月の養生道場は12月5日金曜日です。
おいしいおむすびを食べに・・・いやいや自分と家族のホームドクター目指して、
是非お越しください。
あたたかいおむすびと汁物をご用意してお待ちしています!